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「荷造りは前日でいいって」引っ越し準備を進めない夫。だが、妻が玄関に貼り出した紙で態度が一変

  • 2026.7.9
「荷造りは前日でいいって」引っ越し準備を進めない夫。だが、妻が玄関に貼り出した紙で態度が一変

「後でやる」しか言わない夫

夫は家では穏やかで、めったに声を荒げない人です。ただ、片付けだけはどれだけ頼んでも後回しにする癖がありました。

転勤で引っ越しが決まってからも、その調子は変わりません。使わない家電や読み終えた雑誌が部屋のあちこちに積まれたまま、夫は毎晩ソファでくつろいでいました。

「早めに片付けないと、荷造りのとき大変になるよ」

私が何度そう言っても、返ってくるのはいつも同じ言葉でした。

「荷造りは前日でいいって」

「まだ時間あるでしょ。焦らなくて大丈夫」

のんびり構える夫を横目に、私だけが日に日に焦っていく。そのすれ違いに、毎日もやもやが溜まっていきました。

玄関に貼り出した一枚の表

このままでは当日にバタバタするのは目に見えています。私は口で急かすのをやめて、作戦を変えることにしました。

大きな紙に、引っ越し当日までの日付を一列に書き出します。ゴミの回収日から逆算して、「この日までに何をどこまで終わらせるか」を全部書き込みました。

しかも担当は、私と夫できっちり半分ずつ。夫の欄には名前と、片づけるべき箱の数まで入れておきます。

その表を、毎日必ず通る玄関の壁に貼りました。

「あなたの担当、玄関に貼り出した」

帰宅した夫は、表の前でぴたりと足を止めました。自分の名前と締切がずらりと並んでいるのを見て、みるみる表情がこわばっていきます。

「え、これ…結構作業残ってるじゃん」

「まだ時間あるって言ったのは……」と言いかけて、夫は口ごもりました。

今日という締切が、目の前に数字で突きつけられている。もう「後で」とは言えなかったのです。

その夜から、夫はようやく動き出しました。表を指でなぞって残りの箱数を数え、「明日は自分がこの部屋をやる」と、自分から段取りを口にするように。

締切をひとつ消すたびに、少しほっとした顔になっていきます。

おかげで、引っ越しは当日を待たずに片づきました。がらんとした部屋を見渡して、夫がぽつりと言います。

「最初から、こうやって見せてくれたらよかったのに」

その言葉に、思わず笑ってしまいました。口で百回急かすより、一枚の表のほうがずっと効く。次からはきっと、玄関に貼り出す前に動いてくれるはずです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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