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「この服変かな、母さんに電話する」と何でも聞いてしまう夫。だが、妻の一言で態度が一変

  • 2026.7.9

なんでも実母に電話する夫

結婚して三か月。休日に出かけようとするたび、夫は決まってスマホを手に取る。相談する相手は、隣にいる私ではなかった。

「この服変かな、母さんに電話する」

電話の相手は、車で十分の実家に住む義母だ。服の組み合わせも、休日の予定も、新しい家電を買うかどうかまで、まず母親に確認しないと決められない。それが夫の当たり前だった。

「それくらい、私に聞いてくれればいいのに」

そう言っても、夫はきょとんとした顔で返してくる。

「親に聞かなきゃわからないことってあるじゃん?」

電話の向こうの義母は、いつも「これでいいんじゃね?」と適当な返事をするだけ。それでも夫は安心したように出かけていく。可愛い息子だからか、義母も「自分で決めなさい」とは言わない。

先週も、二人で選ぶはずだった炊飯器を、夫は勝手に母親へ相談して決めてしまった。私が売り場でいくつか候補を選んでいる横で、夫はスマホ片手に電話をかけていたのだ。

「母さんがこれがいいって」

その一言で、私が悩んで選んだものは、なかったことになる。悪気がないぶん、余計にこたえた。

(私と結婚したのに、どうしていつも後回しなんだろう)

「それ、私に聞いて」で変わった休日

ある日曜の朝、また夫がスマホに手を伸ばした。着ていくシャツを写真に撮って、母親に送ろうとしている。私はその手をそっと止めて、まっすぐ目を見て言った。

「それ、私に聞いて」

夫は一瞬、固まった。

「え、でも母さんのほうが服とか詳しいし……」

「私たち、夫婦でしょ。二人で決めていこうよ」

気まずい沈黙が流れた。夫はスマホと私の顔を交互に見て、おずおずと画面を伏せる。ちょうどそのとき、義母から電話がかかってきた。渡りに船とばかりに相談を持ちかけた夫に、義母はあっさり言い放った。

「そんなの、奥さんと決めなさいよ。いつまで私に聞くの」

受話器の向こうの声に、夫は目を丸くした。最後の頼みの綱だった母親からも突き放され、口をぱくぱくさせたあと、しばらく黙り込む。それから、観念したように私を振り返った。

「……じゃあ、この服、どうかな」

結婚して初めて、まっすぐ私に向けられた質問だった。私は思わず笑ってしまった。

「うん、似合ってる。すごくいいと思う」

それ以来、夫はまず私に聞くようになった。実家への電話は目に見えて減り、休日の予定も、買い物も、二人で決める。

頼る相手が変わっただけと言われればそれまで。でも、隣で一緒に悩んでくれる夫の横顔が、私にはたまらなく嬉しかった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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