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フレッシュチーズが主役の簡単夏おつまみレシピ5

  • 2026.7.7
TERUAKI KAWAKAMI

クセが少なく、食べやすいフレッシュチーズは、子どもから大人まで幅広く親しまれている。火を使わずそのまま味わえるものが多く、暑い季節のおつまみ作りの頼もしい相棒。今回は、身近な食材で手軽に作れるおつまみレシピと、それぞれにぴったりのペアリングを料理家である村山由紀子さんに教えてもらった。

村山由紀子さん
素材の持つおいしさを引き立てるシンプルな料理を得意とする料理家。旬のおいしさを楽しむ料理は作りやすいと定評がある。またパンやスイーツ作りも得意で、簡単に作れるレシピにファンは多い。「食房ボッカ」を主宰しておりケータリングや出張料理、料理ワークショックなども開催。著書に『パンのおかず50』(実業之日本社)、『天板一枚で!毎日のオーブンおかず』(河出書房新社)など。近著に『ベジヌードル』(主婦と生活社)がある。
Instagram/@yukiyucca

Photos : TERUAKI KAWAKAMI Cooking : YUKIKO MURAYAMA

TERUAKI KAWAKAMI

フレッシュチーズは、夏アペロの強い味方!

フレッシュチーズは、熟成させずに仕上げたチーズで、乳本来のやさしい甘みや爽やかな酸味、みずみずしい口当たりを生かした、軽やかな味わいが魅力。

カッテージチーズ、クリームチーズ、フロマージュブラン、マスカルポーネ、モッツァレッラはいずれも仲間で、それぞれ食感や風味は異なるが、口に運んだ瞬間の清々しさと、素材のおいしさを引き立てる懐の深さは共通している。

火を使わず、そのまま食べられるので、野菜やフルーツ、生ハム、パンと合わせるだけ。冷蔵庫に常備しておけば、暑い日でも手軽におしゃれな一品が完成。

さらにワインやビール、スパークリングとも好相性。夏の夕暮れ、グラスを片手に過ごすアペロタイムを、いっそう心地よい時間にしてくれる。

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モッツァレッラチーズのサラミトマトソース

チーズの甘さを引き立てる、酸味とうま味

おいしさの鍵を握るのはモッツァレッラチーズの弾力ある食感。噛むほどにあふれるミルキーな甘さを、サラミの塩味とうま味が際立たせる。さらに、セミドライトマトの凝縮した甘酸っぱさとバルサミコ酢のコクが重なり、味わいはぐっと深くなる。シンプルな素材だからこそ、一つひとつの個性が際立つ。

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合わせるならロゼスパークリングがおすすめ。きめ細かな泡と軽やかな酸味が口の中を心地よくリセットし、モッツァレッラチーズの余韻あるやさしい味をすっきり引き締める。果実味のある華やかなワインの香りは、セミドライトマトの凝縮した風味やバルサミコ酢の深みともぴったり。

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【使ったチーズはこれ!】モッツァレッラチーズ

イタリア料理で大活躍のチーズ

南イタリア発祥のフレッシュチーズ。もともとは水牛のミルクで作られていたが、現在は牛乳製も広く親しまれている。カード(凝乳)を熱湯で練り上げ、引き伸ばして成形する作り方で生まれる、弾力のある食感とみずみずしさ、やさしいミルクの風味が特徴。

そのまま味わうのはもちろん、トマトや生ハム、バジルとの組み合わせは鉄板。加熱すると、とろりと溶けて豊かなコクが広がり、ピザやグラタンなどにも欠かせない存在だ。

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スパイシーカッテージチーズととうもろこしディップ

シンプルな素材で驚くほど満足感ある一品に!

ほろほろしたカッテージチーズに合わせるのは、オリーブオイルとコリアンダーパウダーを合わせた香り豊かなソース。柑橘を思わせる清々しい香りとほのかなスパイス感が、チーズの優しい甘味を引き立てる。

香ばしく焼いたとうもろこしは、甘みとプチプチ弾ける食感が心地よい。すべてをトルティーヤにのせて頬張れば、それぞれの風味が一体となり、あと引くおいしさに。

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よく冷えたビールと好相性。軽やかな苦みとキレのある飲み口が、カッテージチーズのやさしいコクを引き締め、コリアンダーの爽やかな香りとマッチ。飲むたびにきめ細かな泡が口の中をリセットしてくれるので、チーズの甘さ、とうもろこしとトルティーヤの香ばしさを存分に楽しめる。

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【使ったチーズはこれ!】カテージチーズ

低脂肪で軽やかなチーズ
やわらかいそぼろ状のフレッシュチーズ。脱脂乳や低脂肪乳を原料にほろほろ食感と、クセのないさっぱりとした風味が特徴。脂肪分が少なく、高たんぱくなことから、ヘルシー志向の人にも人気がある。

そのままサラダに散らしたり、パンにのせたりするほか、フルーツやはちみつと合わせればデザートにも。素材の味に寄り添うやさしい味で、和洋問わず幅広い料理に活躍する万能チーズだ。

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アジの刺身と塩昆布、クリームチーズのあえもの

味付けは塩昆布だけの潔さ!

刺身とクリームチーズの組み合わせ?! 意外に思えるけど、このふたつが実によく合う。

チーズの濃厚なコクとほどよい酸味が、あじの脂とうま味をやさしく包み込み、塩昆布が全体の味を整える。さらに仕上げのみょうがとディルが爽やかな香りを添え、後味は軽やか。和と洋、それぞれの持ち味が自然に溶け合う一皿だ。

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ハイボールとぜひ。すっきりとした飲み口とほのかな樽香、心地よい炭酸がクリームチーズのコクを軽やかに引き締め、あじのうま味を一層引き立てる。みょうがの爽やかな香りとも見事に調和。

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【使ったチーズはこれ!】クリームチーズ

なめらかで濃厚、ねっとり食感が最大の魅力!

牛乳や生クリームを原料に作られるクリームチーズ。ねっとり、なめらかな口当たりと、ミルクの濃厚なコク、ほどよい酸味が特徴だ。クセもなく、そのままパンやクラッカーに塗るだけで豊かな風味を楽しめる。

スモークサーモンや生ハム、ナッツ、ハーブとも好相性で、ディップやサンドイッチにもぴったり。チーズケーキをはじめとするスイーツはもちろん、さまざまな料理にも使いやすく、食卓で幅広く活躍する万能チーズだ。

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マスカルポーネとメロン、ケールのマリネ

デザート感覚で楽しめる、まろやかな味わい

やさしいミルクのコクをもつマスカルポーネに、レモンの皮とオリーブオイルで和えたメロンとケールを重ねた一品。メロンのみずみずしい甘み、ケールのほろ苦さ、チャービルとディルの爽やかな香りが重なり、後味は軽やか。グラスを使った涼しげな見た目も、夏らしさを演出してくれる。

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よく冷えたスパークリングワインと楽しんで! きめ細かな泡とすっきりとした酸味が、マスカルポーネのミルキーさとほんのりした酸味と好相性。ぶどうの果実味はメロンの甘みと調和し、爽快な飲み口がケールのほろ苦さやハーブの清々しい香りを心地よくつないでくれる。

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【使ったチーズはこれ!】マスカルポーネ

ミルクの甘みが際立つクリーミーなチーズ

イタリア・ロンバルディア州生まれのマスカルポーネ。生クリームを主原料に作られ、やさしいミルクの甘みとコク、なめらかで口どけのよい食感が特徴。

酸味や塩味が控えめなため、そのままでも食べやすく、素材の持ち味を引き立ててくれる。イタリアの定番ドルチェ「ティラミス」に欠かせない存在として知られる一方、生ハムやフルーツ、はちみつ、ハーブなどとも好相性。前菜からデザートまで幅広く活躍する、上品な味わいのフレッシュチーズだ。

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フロマージュブランと甘海老、アボカドのタルティーヌ

ほのかにエスニックテイストで満足感ある一品

フロマージュブランの爽やかな酸味が、アボカドのコクと甘海老の甘みを心地よく受け止めるオープンサンド。ピスタチオの香ばしさと軽快な食感がリズムを生み、スイートチリソースの甘辛い風味が味わいをぐっと印象的に。食べるたび、異なる食感と風味が重なり、飽きることなく楽しめる。

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やわらかな香りとすっきりとした飲み口を生かして、芋焼酎の水割りをぜひ。フロマージュブランの爽やかな酸味や甘海老の繊細な甘みを芋の風味が引き立てる。後味は軽やかで、アボカドのコクやスイートチリソースの甘辛さも心地よく受け止めてくれる。

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【使ったチーズはこれ!】フロマージュ・ブラン

軽やかな酸味となめらかな口当たり

フロマージュブランは、フランス生まれのフレッシュチーズ。ヨーグルトのようになめらかな口当たりと、ミルクのやさしいコク、爽やかな酸味が特徴。

脂肪分を加えたものから無脂肪タイプまで種類があり、軽やかな味わいで素材のおいしさを引き立てる。そのままフルーツやはちみつを添えてデザートとして楽しむほか、ハーブやオリーブオイルと合わせれば前菜にも。甘い料理から塩味の料理まで幅広く使える、フランスで親しまれているフレッシュチーズ。

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