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「明日早いから静かにして」夜中に高熱の息子の面倒を見ない夫。翌朝、夫にワンオペさせた結果

  • 2026.7.7
「明日早いから静かにして」夜中に高熱の息子の面倒を見ない夫。翌朝、夫にワンオペさせた結果

39度の夜に返ってきた一言

平日はいつも私ひとりで、家事も育児も回していた。それでも夫は、飲み会や親戚の集まりになると決まって胸を張る。

「俺もちゃんとイクメンだろ」

その言葉と現実の落差に、私はずっと反論を飲み込んできた。

そんなある晩、5歳の息子が高熱を出した。夜中に何度も目を覚ましては泣き、私の腕にしがみついてくる。

体温計は39度を超えていた。

冷えたタオルを替え、汗を拭き、私は一睡もできなかった。さすがに手が足りず、隣で寝ている夫を揺すった。

「39度もあるの、代わって」

夫はスマホの画面に目を落としたまま、布団を頭まで引き上げた。

「明日早いから静かにして」

それきり、寝息が聞こえてきた。

解熱剤を飲ませる時間も、氷枕を替えるのも、水分を取らせるのも、その夜は結局、全部私ひとりの仕事だった。

薄暗い寝室で、私は熱にうなされる息子の背中をさすりながら、何度も時計を見上げた。針が二時、三時と進んでも、隣からは規則正しい寝息だけが聞こえていた。

「今日は全部やって」と家を出た

明け方、息子の熱がようやく少し下がった。ふらつく足で台所へ向かおうとした私に、起きてきた夫があくびまじりに言った。

「俺の朝ごはんどうするの?」

その瞬間、張りつめていた糸がぷつりと切れた。私は財布と充電器だけをバッグに入れ、上着をつかんだ。

「今日は一人で全部やって」

看病も、洗濯も、食事も、今日は夫ひとりの仕事だ。そう言い残し、私は玄関を出た。

行き先もあえて伝えず、その日は連絡を取らないと決めていた。

昼過ぎ、スマホが立て続けに震えた。夫からのメッセージだった。

「薬っていつ飲ませるの」

「熱がまた上がってきた、病院に連れて行くべき?」

返事をせずにいると、文面はどんどん短く、そして焦った調子に変わっていった。夕方には「洗濯機の回し方が分からない」とまで届いた。

夜、家に帰ると、夫は台所の床に座り込んでいた。流しには洗い物が積み上がり、床には脱がせたままの子ども服が散らばっている。目の下には濃い隈ができ、シャツはよれよれだった。

「一日で、こんなに大変なんだな」

いつも人前で見せていた余裕の表情は、どこにも残っていなかった。夫は何か言いかけて口をつぐみ、小さく息を吐いて、私と目を合わせられずにうつむいた。かける言葉が見つからないようだった。

それから夫は、外で「イクメン」を名乗ることをやめた。休みの日には自分から息子の額に手を当て、薬の時間をメモに書くようになった。あの夜のことを、私たちはもう蒸し返していない。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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