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【私のミライ履歴書】〈第一生命〉の女性たちが「葛藤の先」に見つけた、誰かに寄り添う生き方

  • 2026.7.6

40代女性は、仕事や家庭、将来などさまざまな悩みに日々直面し、多くの選択を迫られて疲弊しやすい世代です。思春期のお子さんを持つお母さんも多く、子どもの成長をきっかけに「これからは自分の人生をどう生きるか」と改めて考え始めるタイミングにいる世代でもあります。そこで、日々真摯に自分の仕事に打ち込んでいる女性やキャリアアップ・転職・独立を考えている女性、そして、これから再び社会のなかで働きたいと考えている女性に向けて「いくつになっても自分軸で歩き続ける」各企業の女性たちをご紹介します。

今回STORYがお話を伺ったのは「共に歩み、未来をひらく 多様な幸せと希望に満ちた世界へ」を企業理念に掲げる【第一生命】で働く女性たち。キラキラと活躍する姿だけではなく、そこに至るまでの迷いや葛藤、努力や紆余曲折も含め「こんな同世代がいるんだ」というリアルな共感をお届けします。

本記事は多様なキャリア観を紹介するものであり、特定の働き方や商品を推奨するものではありません

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楽しさだけじゃない。悔しさや悲しさといった仕事でしか出会えない感情を感じることが、私が働き続ける意味です

STORY編集部(以下同)ーー新卒で第一生命に入社され、勤続24年目を迎えられた直井さん。お仕事でやり甲斐を感じるのはどんな時ですか

私のモットーは「Happy Goes Lucky」。本来「のんきもの」みたいな意味らしいですが、私自身は「自分が楽しく過ごしていれば、運も舞い込んできて結果もついてくる」という気持ちで、仕事の場においてもなるべく明るく機嫌よくしていようと心掛けています。
仕事でやり甲斐を感じるのは、チームのメンバーが、お客さま・仲間・組織のために、私利私欲なく一致団結して目標に向かって取り組んでいる光景を目の当たりにしたときです。チームの目標が達成されたら尚更嬉しいです。

勤続24年の中で挫けそうになったことは、それこそ何度もあります。どうやって乗り越えるかは、やはり「時間が解決」に尽きるのかな。私も自分の未熟さや驕りで会社や仲間に迷惑をかけてしまった時は、会社を辞めたほうがいいのではと思った事もありました。その時は、周りに何を言われても何をやってもなかなか乗り越えられなかった。それでも何とか踏ん張っているうちに、時間が解決してくれました。

ーーご家庭とお仕事の両立に悩んだことはありますか。

両立に悩んだとは違うかもしれませんが、40歳を過ぎて不妊治療を始めたときは色々考えることがありました。会社の環境としては時間のやりくりもつけやすく、治療と仕事の両立という点では問題はなかったのですが、不妊治療中に昇格したときは3秒くらいだけ「治療をやめてこのまま仕事一筋の道もあるのかな」と考えたことも。すぐにそれは違うと感じましたが。治療中、救急車に乗るくらい大きく体調を崩したときもあったのですが、それを一緒に乗り越え支えてくれた夫とは、そこで初めて「本当の意味での家族になれたかも」と思いました。
結婚する前までは、お子さんがいないご夫婦は「皆さんキャリアを選択されたのかな」と思っていたのですが、望んでも妊娠にいたらない場合もあること、妊娠は決して当たり前のことではないということ、不妊治療をしている人の気持ちなど、自身が経験して初めて分かりました。結局、不妊治療は成功せず今に至りますが、色々な面で本当にやってよかったと思います。

ーーSTORY世代は更年期含め身体の不調に悩む方も。働きながら、心や体の揺らぎを感じることはありますか。

40代半ばから急激に体力が落ちて、週末は全く動けずに一日中寝ているような時期がありました。不妊治療中に、薬膳や中医学の勉強にはまって資格を取ったりしていたので、その延長で漢方薬局に通ったり、「体を冷やすものや冷たい飲み物は極力取らない」「睡眠は7時間確保」「手首・足首・首はなるべく冷やさない」等、薬膳の基本的な知識を活かして少しずつ体が整ってきました。婦人科的にはいまも相当揺らいでいますが、自分の体力を過信せずにきちんと受け入れて付き合っています。

ーー着実にキャリアアップを重ねていらっしゃいますが、今後の目標を教えてください。

第一生命という会社しか知らず、無我夢中に突き進んできましたが、本当にたくさんの方にお世話になって、ここまでやって来られました。会社を辞められているのに、いまだに悩みの相談にのってくれる上司もいますし、そういう場を与えてくれて自分を成長させてくれた会社に少しでも貢献したい想いです。私自身には特に秀でたところはないと思っていて、その分、チームのメンバー一人一人の個性を引き出す環境作りをしたいですね。お客さまにとっても「第一生命、なんかいいじゃん」と思ってもらいたいし、社員にとっても「第一生命で働けて嬉しい!」と思えるような会社にしていきたいです。

ーー直井さんにとって「働く」とは?

30代までは仕事に全力を注ぎ、その後飲みに行く日々で「体力だけが自分の取り柄」くらいに考えていましたね。40代半ばで自分の体力が無限ではないと気がつき、リミットをかけるようになってからは働く時間ではなく質を重視するようになりました。それまでは仕事の捉え方として「目標を設定してあらゆる手段で達成していく」といったゲームをクリアするような感覚だったのですが、歳を経るにつれて、自分中心から他の為に、という気持ちが強くなりました。もちろん自身の成長はこれからも必要ですが、チームのメンバーや会社に還元したいです。
働きだしてから24年経ちましたが、いまだに金曜日の夜は嬉しいですし、日曜日の夜はちょっと憂鬱でもあります。なので、決して「仕事だけが生き甲斐!」ではないですが、仕事をしているからこそ得られる感情というのはあると思っていて。チームで成果が出た時の喜びや達成感、やり甲斐もそうだし、悔しいとか悲しいといった深い感情も含め、仕事を通じてこそ生まれている気がしていて、それを感じるため私は働いているのかもしれません。

直井綾子さん(48歳)profile

【現職】セールスプロモーション部長(勤続24年)
【家族構成】夫
【経歴】
2002年 第一生命入社
販売支援・営業企画部門、営業拠点長、CX・DX戦略の企画推進組織を経て、2024年より現職

「子育てと仕事の両立を第一優先に、異業種への挑戦を決めました

東京西支社 秋川営業オフィスのオフィス長代理を務める佐藤 沙央里さん

ーー第一生命に転職する前は、設計士としてハウスメーカーで勤務されていました。前職と異なる職種を選択された理由を教えてください。

第二子出産を機に転居し、新しい環境で子育てと両立しながら長く続けられる仕事を探していました。ちょうど夫が独立したタイミングだったので、家庭のバランスを考えて私は安定した環境でキャリアを築きたいという想いが強くなりました。その中で、福利厚生や働きやすさ、将来を見据えて長く働ける制度が整っていたことに魅力を感じて今の会社へ。最初は異業種への挑戦に不安もありましたが、子育てとの両立を第一優先に考え、新しい世界に飛び込みました。

ーー子育てと仕事の両立はどのようにされていますか。

忙しい日々の中でも、子どもとの時間はできるだけ大切にしています。思春期になると子ども自身の世界も広がっていくので、こちらから話すよりも、まずは子どもの好きなことや興味を持っていることの話をしっかり聞いて「受け止めること」を大切にしています。日頃の声かけもできるだけ肯定的な言葉を意識していて、どんなに小さなことでも出来たことを褒めてあげることで、子どもの自己肯定感を高め、安心して自分の気持ちを話せるような関係を築きたいと思っています。仕事と家庭を両立できているのは家族や周囲の支えがあるからこそなので、日頃から感謝の気持ちをしっかり伝えることも大切にしています。

誕生日に娘から「お仕事頑張っているね」と手紙をもらった時は、私が一生懸命仕事に向き合っている姿を見てくれていると感じて嬉しかったです。夫からは「もう少し家にいてほしい」と言われたこともありますが、目標としていた役職に就いてやり甲斐を感じていることを理解してくれて、今ではお互いの仕事が成功するように応援し合う関係です。また、半年前に家族で犬を迎えたのですが、家族でかわいがりながら過ごす時間が大切なコミュニケーションの時間になっています。

ーーお仕事でやり甲斐を感じる瞬間や、大変なことがあれば教えてください。

2年前にトレーナーに昇格したのですが、以前から目標にしていた役職だったので推薦をいただけた時は嬉しかったです。同時に、管理職として新人育成や組織づくりに関わる立場になるので「より責任感を持って行動しなくては」と身が引き締まりました。育成に関わる仕事なので、新人の方の成長を感じられた時が一番嬉しい瞬間です。自分の理想を押し付けるのではなく、一人ひとりの個性や強みを発揮出来るように関わっていきたいと考えているので、自分が描いた通りに組織や人が成長して成果につながった時はとてもやり甲斐を感じます。

一方で、仕事の繁忙期と子どもの行事準備が重なった時期は体力的・精神的にかなり大変でした。仕事が忙しくても家庭や地域の役割も疎かにできず休まる日がありませんでしたが、そんな時こそ落ち着いてタスクをこなす冷静さや精神力が鍛えられましたね。「これが終わったら家族と出掛けよう、ゴルフに行こう」と自分へのご褒美を決め、それを楽しみに目の前のことを一つずつ乗り越えました。

ーー20代、30代、40代、年代別の仕事のとらえ方に変遷はありましたか?

20代は「一度きりの人生、やりたいことに挑戦したい」という想いが強く、夢を追いながら色んなことに挑戦していました。多くの出会いやチャンスに恵まれ、今振り返ってもかけがえのない経験ばかりでしたね。30代は仕事と子育ての両立が一番大きなテーマに。これまでの資格や経験を活かしながら、家庭と両立しつつ長く働ける環境を求めて第一生命へ。40代になった今は、子どもたちの成長とともに、自分自身の成長やキャリアについても前向きに考えられるようになりました。

私にとって働くことは、社会とのつながりを広げ自分の可能性を広げていくこと。今の仕事は社内外を問わず本当にたくさんの出会いがあり、多くの方と関わることができるので、さまざまな価値観や考え方に触れられることが大きな魅力だと感じています。挑戦できる機会も多く、経験を重ねるたびに自分自身も成長できることにやりがいを感じ、働く楽しさにも繋がっています。今後は、家族との時間も大切にしながら、仕事においてもより大きな役割を担い、組織全体を後押しできる存在となって周りの人たちが自分らしく輝ける場を作っていくことを目指したいです。

佐藤 沙央里さん(41歳)profile

東京西支社 秋川営業オフィス オフィス長代理(勤続8年)
【家族構成】夫、子ども2人(中1長女、小5長男)、犬
【経歴】
2018年4月 入社 営業職
2024年4月 トレーナー(オフィス長代理)昇格
【前職】ハウスメーカー設計士(2級建築士取得)/音楽業界

【生きていくための覚悟】「がむしゃらに働いてきた21年。支えてくれたのは子どもたちの存在でした」

新宿総合支社 新宿西営業オフィスに勤務されている勤続21年目の佐藤美和子さん

ーーシングルマザーとなったのをきっかけに、第一生命に就職されたとお聞きしました。

第二子出産前はバレエ教室のお手伝いをしていましたが、生後半年で元夫の失踪等の大問題に遭い、上の子6歳と下の子1歳の時にシングルマザーとして生きて行く決断をする事になりました。子どもたちを食べさせていくために、とにかく正社員で仕事をする必要があると考えていた時に保険の見直しで担当者に会い、うちにおいでと声をかけてもらいました。お客さまに的確な保障を案内し、長く寄り添う仕事に不安もありましたが、こんな自分を雇って貰えるならとその場で覚悟をきめたのを覚えています。

ーーお子さんたちはお仕事を頑張っているお母さまのことをどう思われているとお考えですか。

子どもたちは、母が仕事をしているのは家庭環境として「生活の為の当たり前の作業」と思っていたようです。営業マンなので家にいても電話対応をしていたり、常に忙しそうだと感じていたんじゃないかな。子どもたちが小さい頃は、学童や保育園がお休みの時には一緒にオフィスに行って、先輩方に可愛がっていただいている間にお仕事をしたことも。女性が多い職場ならではの、とてもありがたい環境ですよね。

子育てと仕事の両立はやはり難しく、子育てか仕事のどちらかに振り切っている時期を繰り返してきたような気がします。子どもに振り切った時期でも、5歳差で性別の違う2人を対応するのでスムーズにはいかなかったですし、仕事に振り切っている時も子どもたちで協力してもらったりと決して完璧な子育てではありませんでした。一緒に居られる時間は少なかった分、夕食時の会話を大切にしたり、子どものお友達が家に遊びに来てくれた時は私も一緒にコミュニケーションを取ったり、休みの日は部活の応援や行事に積極的に参加するようにしていました。今は2人とも20代ですが、3人でゲームをしたり旅行に行ったりと、当時は余裕がなくて満足にできなかった時間を今取り戻しているところです。子どもたちは、成長してから「母さんの体力と根性は半端ないのでは?!」と感じているようですが、支えくれていたのはやっぱり子どもたちの存在でしたね。

ーー再就職されてから、印象的な出来事はありますか。

綺麗事を言うつもりはなく、営業なので辛かった事や悔しい思いをした事はたくさんあります。色々な方法で忘れたり、バネにしたりしました(笑)。
もちろん嬉しかった事もたくさんあります。仕事で特にやり甲斐を感じる瞬間は、お客様のもとへ何度も足を運び、考えぬいた提案にお客さまが納得して下さった時ですね。ご納得いただくために必要な情報や計算、そして想いを込めるので、その気持ちが繋がったときは本当に嬉しいです。
これは嬉しかったというより使命を感じたお話ですが、担当していたお客さまをお見送りした時のことです。ご家族の方とお手続きをする際に、お客様が生前語っていらっしゃったご家族への想いをお伝えする場面があります。普段のお客さまとの会話は何気ないものですが、担当者だから打ち明けてくださる事もあるようで、どのような想いでこの保険を準備していたか等をお話ししたら、ご家族から「そんな事までお話ししていたんですね。信頼していたんですね」と仰っていただき胸に響きました。担当としての意識が大きく変わる出来事でしたね。

ーー20代〜40代の年代別の働き方の変遷や体調の変化はありましたか?

20代の頃は「出来る、出来ない」ではなくやりたい事優先でした。不妊治療や妊娠出産の時期でもあったので、仕事というよりは体調優先でしたね。30代は子どもを預けられる時間の間に何が出来るかを考えて、目の前の作業をこなすのが精一杯でした。子どもが寝た後、睡眠時間を削って資格試験の勉強をしたり完全に体力に頼っていました。40代は今まで積み重ねてきた事を発揮する場面が多くなった気がします。今までの経験を活かしながら、自分の就いている仕事の使命や重み、責任を強く意識して取り組むようになりましたね。

40代半ばまでは心の揺らぎもあったとは思いますが、忙しすぎて気がついていなかったり、人に話してスッキリしたり、睡眠でリセット出来ていたところがあります。40代後半からは子ども達が大人になった分、自分の体調にやっと目を向けられるように。「起こっている現実や他人は変えられないけれど、受け止め方は自身の感情なので変えられる」と思うようにしています。体が辛い、心が辛いと感じた時は「自分だけではない、みんな通る道」と考え、ヨガや整体に行ったり、ドラマを見て泣いてみたり、何もしないでゴロゴロして自分を甘やかしたり、逆に思いっきり自身を追い込んで落ち込んでみたり…その時々の本能で、自分に必要な事を選択して乗り越えてきました。50代は「無理はしても無茶はしない、半世紀頑張ってくれた体と心と肝臓に感謝しながら過ごす」をテーマにしようと考えています。

ーー今後の展望をお聞かせください。

私にとって「働く」とは必須案件。息を吸って吐くようなマストな項目です。とはいえ、これからはもう少し自分を労ってあげたいです。年に4回は大きな旅行計画を立てて、全てから解放されて美味しいものを食べたり飲んだり、のんびりしたいですね。仕事においては、今までご縁のあったお客様から更にご縁が広がると良いなと思います。仕事仲間達と切磋琢磨しながら、お客様には安心を、自身には学びと、他者への恩返しが出来たらと考えています。

佐藤美和子さん(50歳)profile

新宿総合支社 新宿西営業オフィス勤務(勤続21年)
【家族構成】子ども2人(27歳 長女、22歳 息子)
【経歴】2005年営業職で入社。2018年より、営業成績や厳しい基準をクリアしての推薦を経て限られた人のみが登録することの出来るMDRT(Million Dollar Round Table)会員となり、現在、連続9回目。
2025年よりMDRT第一生命分会で副事務局長を務める。
【前職】小田急レストランシステム株式会社に勤務(特急ロマンスカーで車内販売)
その他、専業主婦、バレエ教室の助手。等

今回ご登場いただいた3人のインタビューを第一生命さんのオウンドメディア『ミラシル by 第一生命』でも公開中!

選択肢が多く正解がわからない20代~30代、
資格取得以外に何をやっておくべき?

ぜひ、チェックしてみてくださいね!

▼『選択肢が多い。正解がわからない。20〜30代の乗り越え方とは?』

撮影/吉澤健太 取材・文渡邊景子 構成/玉榮日菜子

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