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「わかったよ…言ってくれればやるのに」高熱で寝込んだ妻。渋々手伝った夫に家事リストを渡した結果

  • 2026.7.7

高熱の私に返ってきた一言

その日、私は三十九度近い熱を出して、布団から起き上がれずにいた。

三歳の子どもはお腹を空かせ、洗濯物は山積み。ソファに寝転んでスマホを見る夫に、かすれた声で頼んだ。

「ちょっとだけ手伝ってくれない?」

返ってきたのは、ため息まじりの一言だった。

「俺も仕事で疲れてるからさ」

それでも動く気配がない。

もう一度お願いすると、夫は悪びれもせずにこう言った。

「わかったよ…言ってくれればやるのに」

言えばやる。

つまり、言わなければ何もしないということだ。その言葉に、頭の芯がじんと痺れた。

試しに「洗濯物を干して」と頼むと、五分で戻ってくる。

「次は?」

ご飯を頼めば、また来る。

「これはどうするの?」

一つ頼むたびに聞きに来られ、結局こちらが指示を出し続けることになった。熱で朦朧とする頭で、私は一日中しゃべり続けた。

これでは休むどころか、余計に疲れる。

ふと、あることを思いついた。

家事リストを渡した結果

「わかった。じゃあ全部書くね」

私は震える手で、やることを紙に書き出した。

洗濯物を干す、畳む、子どもの着替え、昼ご飯、食器洗い、ゴミまとめ、保育園の連絡帳、お風呂の準備。書いても書いても終わらず、気づけば二十項目を超えていた。

「これ全部やってくれたら、私は休めるから。よろしくね」

リストを押しつけて、私は目を閉じた。最初のうち、夫は「はいはい」と余裕そうだった。

ところが三十分もすると、寝室のドアがそっと開く。

「なあ、これ多すぎない?」

昼ご飯は何を作ればいいのか、洗剤はどれか、子どもの分はどうするのか。

一つ終わるたびに、質問が飛んでくる。答えるたびに、うとうとしかけた意識が引き戻される。私が毎日、誰にも聞かず、当たり前に片づけていた家事だった。

ひとつずつ言葉にして初めて、その数の多さに自分でも驚いた。

結局、夫はリストの半分も終わらないまま、ソファに座り込んでつぶやいた。

「多すぎ無理」

私は布団から半分だけ体を起こした。

「それ、私が毎日ひとりでやってることだよ」

夫の顔から、さっきまでの余裕が消えた。

「……これ、毎日やってたの?」

言いかけて、口をつぐむ。リストと、寝込む私を交互に見て、ばつが悪そうに目を逸らした。

それから夫は、私が言う前に動くようになった。子どもの支度も、ゴミ出しも。

「言ってくれれば」という言葉は、あの日以来、一度も聞いていない。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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