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前髪から印象操作! 今選ぶべきカーテンバング16選

  • 2026.7.3
Getty Images

ヘアスタイルの世界において、前髪は必ずしもいい評判を得てきたわけではない。映画やカルチャー、さらにはフットボールのピッチに至るまで、前髪を作るという行為は長年、失恋や思い切ったイメージチェンジへの衝動から生まれる極端な決断、時には後悔の象徴というレッテルを貼られ続けてきた。

そんな評判を、カーテンバングが今塗り替えようとしている。ランウェイからフロントロウまで、カーテンバングはヘアスタイルを格上げする、最もクールで最もシンプルなアプローチとなった。ファラ・フォーセットやジェーン・バーキンを彷彿とさせるかつての時代に比べ、現代のカーテンバングはよりソフトでスタイリングしやすい。自然乾燥させただけで、“今起きたばかり”のようなエフォートレスな魅力にあふれている。

最旬のカーテンバングとは

「カーテンバングとは長めの前髪スタイル。通常はセンターか、少しずらした位置で分けて顔の両サイドを美しく包み込むように仕上げるものです」と説明するのは、ロンドンのサロン「ハーシェソンズ」のシニアスタイリスト、グレース・アメリア氏。「昔ながらの切りそろえたブラントな前髪よりもはるかに柔らかいスタイルです。スタイリストがクライアント本来の髪の質感や厚みを活かしてよりエフォートレスな仕上がりになるよう、一人ひとりに合わせてカスタマイズする形へと進化を遂げました」

目元にかかる軽やかなウィスピーなスタイルから、フルボリュームのミディ丈、レイヤーを効かせたバージョンまで、仕上がりのバリエーションは多岐にわたる。何より大切なのは、自分自身の髪質やスタイリングのニーズ、テクスチャーと上手に向き合うことだと、アメリア氏は語る。

また、目指すスタイルによって、カーテンバングのカットは一人ひとりまったく異なった仕上がりになる。「前髪のカットは、好みと髪の質感次第です。ただ私の場合は通常、中央を鼻先の高さに設定して、そこから頬骨に向かってサイドへ徐々に長くカットしていきます。ツールは、どれを使ってもかまいませんよ」と語るのは、「ジョン・フリーダ × ニコラ・クラーク」のスタイリスト、エヴァ・ゴールディング氏だ。

では、注目すべきスタイリングのお手本は誰だろうか。「カーテンバングの元祖であるアレクサ・チャン、ロックダウン後に前髪とリュクスなブローヘアで一世を風靡したマチルダ・ジャーフ、そして最近クライアントからのリクエストがとても多いダコタ・ジョンソン。多くのセレブリティが、素晴らしいお手本を見せてくれています」

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どんな人にカーテンバングは似合うのか

「ハーシェソンズ」フィッツロヴィア店のヘアスタイリスト、ジョーダン・ギャレット氏が説明するように、カーテンバングは誰にでも似合うスタイルだ。「すべては、髪全体の長さで決まります。前髪のバランスも形も重さも、全体のシルエットとの釣り合いがあってこそ正解が見えてくるんです」と彼は語る。

長めのカーテンバングを選ぶなら、顔まわりが重く見えないよう、肩より下のレングスと組み合わせるのがベストだろう。一方、髪にたっぷりと奥行きやレイヤーが入っているなら、よりボリュームのあるフルバングス風に挑戦してみるのもいい。

さらに、髪の質感も考慮したいところ。「カールが強い髪質の場合、流れるような70年代風のルックを作るのは難しいので、ボリュームのあるフォルムのほうが向いています。ゼンデイヤやマライア・キャリーがお手本ですね。逆にストレートヘアの場合は前髪を顔まわりから離してキープするのが難しいため、ジェーン・バーキンのようなタイプの前髪を選ぶのがおすすめです」とゴールディング氏はアドバイスする。

カーテンバングのお手入れは大変なのか

手短に答えよう。答えはイエスだ。「カーテンバングの維持という点では、スタイリングをしなくても自然なクセを活かすことのできる、少しウェーブがかった髪質の人に最も向いています」とゴールディング氏は言う。加えて、サロンに通う頻度も上がることは覚えておきたい。「前髪は、他の部分よりもずっと早く伸びていることに気づくはずです。ですから全体のカットの合間に、前髪だけのトリミングをしてもらう必要があります」

カーテンバングのスタイリング方法

自宅でのスタイリングについても、嬉しいニュースがある。カーテンバングは、比較的手間のかからないスタイルということだ。「髪がぺたんとしやすいタイプならラウンドブラシで根元から髪を持ち上げて、ボリュームを出しながらブローするといいでしょう」とアメリア氏。「ウェーブやカールのある髪なら、自然乾燥させるか、ディフューザーで自然なテクスチャーを引き立てるのがおすすめです。言うことを聞いてくれない毛がある場合は、髪の熱が冷めるまでのあいだ、跡のつかないノークリースクリップで前髪を固定しておくと効果的ですよ」と彼女は続ける。ストレートアイロンでのスタイリングも可能だ。根元から挟み、顔から離すように外側へとツールを回転させていく。こうすることで柔らかなウェーブが生まれ、顔まわりを美しく包み込んでくれる。

カーテンバングのブロー方法

「自然乾燥させるかディフューザーを使うか、そのどちらかです」とギャレット氏。「ヘアドライヤーのノズルを外し、ラフに乾かしながら右側の前髪は左の眉のほうへ、左側の前髪は右の眉のほうへと交差させるように手で斜めに引っ張ってください。こうすることで前髪のフォルムがより美しく際立ちます」

自分にぴったりのカーテンバングを探すのは、決して簡単なことではない。そこで、そのままヘアスタイリストに見せられるお手本スタイルを厳選。デイジー・エドガー=ジョーンズからスキ・ウォーターハウスまで、最高のカーテンバングのインスピレーションを以下より見つけてみよう。

【2026年版】カーテンバング・スタイル

Michael Tullberg / Getty Images

エラ・パーネル × チョッピー・カーテンバング

エラは、あえて不揃いに仕上げたチョッピーな前髪と、カールを効かせた無造作なアップスタイルで、クラシックなカットをモダンに昇華させる術を見事に証明してみせた。

このフレッシュなアレンジは、カールアイロンとシーソルトスプレーでテクスチャーとボリュームを足すだけで再現できる。

Kevin Mazur/MG26 / Getty Images

スキ・ウォーターハウス × センターカーテンバング

私たちの永遠のスタイルミューズのスキは、長年カーテンバングの代表格として君臨し続けている。彼女が愛してやまないのは柔らかなカールと、ボヘミアンの香りを宿した前髪だ。

Karwai Tang / Getty Images

ルーシー・ボイントン × ボブバング

街にあふれる定番のボブを、どうアップグレードするか。それならルーシーにならって、顔まわりを優しく縁取るソフトなカーテンバングをプラスしてみてほしい。

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Jacopo Raule

ジャミーラ・ジャミル × リッチカーテンバング

豊かな髪に恵まれているのに、自分にカーテンバングは無理だと思い込んでいるなら、いますぐ考え直したい。

ジャミーラが証明するように、前髪は厚みのある髪にも見事にフィットする。スタイリングクリームをなじませて浮き毛を抑え、前髪をなめらかに整えるだけでいい。

Tristan Fewings / Getty Images

デイジー・エドガー=ジョーンズ × 70年代風カーテンバング

シグネチャーだったチョッピーなフルバングスから一転、デイジーの新しいヘアは、よりソフトで繊細な佇まい。ビーチウェーブが、無造作でレトロな仕上がりを後押ししている。

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Aliah Anderson

カイア・ガーバー × ハリウッドカーテンバング

「Apple TV+」のドラマ『Palm Royale』のエミー賞FYCイベントで、視線を独り占めしたのは、カイアのシックなシニヨンと顔まわりを包み込むカーテンバングだった。

ハリウッドメイクオーバーの真骨頂とも言えるこの前髪は、洗練されたムードを放ち、スタイリッシュな夜のソワレにも、ウェディングの場にもふさわしい気品を湛えている。

Arnold Jerocki

パク・スジュ × ウィスピーカーテンバング

クラシックなカーテンバングに新鮮な魅力を吹き込むなら、パク・スジュの右に出る者はいない。ブラックのヘッドバンドと煌めくアイシャドウを合わせ、今季大本命のハイドロボブのトレンドを効かせた軽やかな前髪で、ミラノファッションウィークのストリートを闊歩した。

Getty Images

ジェナ・オルテガ × クラシックカーテンバング

カーテンバングをいち早く取り入れてきたジェナは、外巻きのクラシックスタイルをフレッシュに更新して、第75回エミー賞に登場した。エフォートレスで手間いらずのこのふんわりとした仕上がりは、サロンでの精密なカットこそ必要だが、髪が本来ストレートであれば、その後のスタイリングにほとんど手がかからない。

Variety / Getty Images

ビリー・アイリッシュ × ロングカーテンバング

第96回アカデミー賞でのビリーのビューティルックで特筆すべきは、これまでで最も長いヘアスタイルを披露したことだけではない。彼女のロングカーテンバングもまた、賞賛に値するものだった。

大胆な主張のために大げさな変化はいらない、その真の好例である。前髪を作るかまだ迷っているなら、これを完璧な第一歩として検討してみてほしい。

Jamie McCarthy

サブリナ・カーペンター × ボリューミーカーテンバング

2024年のオスカーパーティで披露されたサブリナのカールヘアは、ウィスピーな前髪と目元にかかるカーテンバングの、まさに美しい中間地点だった。

前髪を斜め下に向かってブローするだけで簡単に再現できる。騙されたと思って試してみてほしい。きっとうまくいくはず!

Stefania M. D'Alessandro / Getty Images

ダコタ・ジョンソン × スーパーロングカーテンバング

フルバングスにウィスピーなレイヤー、そしてソフトなカーテンバング。どんなスタイリングを選ぼうとも、ダコタが究極の前髪ミューズであることに疑いの余地はない。

少し重めに作られたこのカーテンバングは、スーパーロングの髪を持つすべての人にとって理想的な選択肢。フォルムと輪郭をプラスすることで、髪の長さが顔立ちの印象を重く見せるのを防いでくれる。

Marc Piasecki / Getty Images

ヤラ・シャヒディ × コイリーカーテンバング

「クリスチャン ディオール」のオートクチュールショーで、ランウェイのお墨付きを得たヤラの見事なカール。強いカールの持ち主なら、大いにヒントをもらえるはずだ。

Craig Barritt

セレーナ・ゴメス × 伸ばしかけカーテンバング

カーテンバング初心者に朗報。これこそ、この夏知っておきたい完璧なスタイルだ。

セレーナのような繊細なカールを作るには、「ダイソン」のエアラップのようなスタイリングツールで、毛先にサッと外ハネの動きをつけるだけでいい。

Taylor Hill / Getty Images

エミリー・ラタコウスキー × 重めカーテンバング

常にビューティ界のテイストメーカーであるエミリーに、似合わないヘアスタイルなど存在しない。

2023年のMTVミュージックアワードで彼女が選んだのは、ボリュームたっぷりにブローしたフルバングスとハリウッドカールだった。

Karwai Tang / Getty Images

ジェシカ・アルバ × ロングカーテンバング

クラシックなファラ・フォーセット風の外巻きスタイルを、モダンに解釈したジェシカのカーテンバング。

2024年のオスカーアフターパーティで披露されたこの前髪は、彼女の顔まわりを美しく縁取り、パーツの魅力を最高に引き立てている。

PG/Bauer-Griffin / Getty Images

エミリー・ブラント × サイドカーテンバング

最近ロサンゼルスの街角で、最高にエフォートレスでクールな姿を見せたエミリー。ロングカーテンバングの手間いらずな魅力を身をもって教えてくれた。

サッとまとめたトップノットにスタイリングの手間はほとんどなく、ここでは前髪こそが主役の働きをしている。

Pascal Le Segretain / Getty Images

アレクサ・チャン × カーリーカーテンバング

アレクサは長年、ヘアスタイルのインスピレーション源であり続けている。思い切って前髪を作るかどうか迷っているなら、クラシックなカーテンバングとフルバングスの中間をとった、この柔らかなアレンジがぴったりかもしれない。

担当のスタイリストに、チョッピーなレイヤーと自然になじむカーテンバングをオーダーするだけで完成だ。

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Realization : Amelia Bell Translation & Text : Nathalie Lima KONISHI

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