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【京都府京都市】根付専門美術館で「根付はタイムトラベラー」展開催!第1弾は「時代を旅する根付」

  • 2026.7.3

佐川印刷は、「現代根付」を中心に根付を専門に紹介する美術館「京都 清宗根付館」が7月1日(水)~9月30日(水)にかけて企画展「根付はタイムトラベラー」展を開催することを発表した。

3カ月連続で開催する企画展「根付はタイムトラベラー」展。その第1弾では、時代を彩った魅惑的な立役者をテーマにした根付を紹介する。

根付を専門とする美術館

「京都 清宗根付館」は、佐川印刷の取締役名誉会長である木下宗昭氏による「日本のよき伝統を、日本人の手によって、日本に保管したい」という発意によって、文化首都・京都に設立された根付を専門とする美術館である。

同館では「新たな挑戦」と「絆」をむね(宗)とし、根付と根付をめぐる文化の継承・創造・発展を目指し、「魅せる」「育む」「繋がる」を使命に、地域や人々に開かれた美術館として活動している。

佐川印刷のメセナ事業の一環として運営されており、2007年9月に開館。京都市の有形指定文化財で、京都市内に現存する数少ない武家屋敷と京町屋の特性を併せ持つ郷士(上層農民)の邸宅「旧神先家住宅」に、現代根付約400点が展示されている。

空想の世界や物語を表現した「現代根付」

「京都 清宗根付館」は、「現代根付」を空想の世界や物語を自在に表現することができ、時間も場所も自由に行き来できるタイムトラベラーと位置付けている。

時間を行き来するという概念は日本では古くからあり、日本最古の物語『竹取物語』や『浦島太郎』などもタイムトラベルがテーマ。

現在のアニメやマンガなどでは異世界転生として全く別の人格として生まれ変わったり、時には人間でない別の存在となったりする場合もあり、パラレルワールドやタイムリープなどタイムトラベルの概念は広がっている。

同館の展示では、根付をめぐる時間の旅にいざなってくれる。

7月のテーマは「時間を旅する根付」

7月の企画展は「時間を旅する根付」と題し、根付で表現された、さまざまな時代を彩った魅惑的な立役者たちを取り上げる。

現在・過去・未来の時間軸を自由に行き来するタイムマシンの扉を開けると、そこには太古の恐竜が眠りから覚めたり、平安時代の華麗な貴族たちの恋物語が繰り広げられたり、戦国時代の武将たちがひしめき合ったり、江戸時代の熱狂に心動かし、未来の進化に驚いたりと、現実とは異なる世界へ足を踏み入れ、時代の真実が臨場感を持って迫ってくることだろう。

時間を旅しながら悠久の浪漫に想いを馳せ、栄枯盛衰の歴史を感じることで、日常から解き放たれ、時代の目撃者となれそうだ。

展示作品の一部を紹介

展示作品の一部は以下の通り。

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「時の欠片(かけら)」[/caption]

「時の欠片(かけら)」の作者は、和地 一風(1970~)氏。

春夏秋冬の経過をひとりの女性の一生になぞらえた連作から夏の少女時代を展示。作品のサイズは高さが4.4cm。素材は象牙を使用している。

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「おひるね」[/caption]

「おひるね」の作者は、髙山 明惠(1932~)氏。

邯鄲(かんたん)の夢とは、若者が仙人から借りた枕で50年の栄華を夢でみたという故事。そこから翻案した作品で婦人も猫も夢でタイムトラベルしている作品である。作品サイズは高さが2.0cm。素材は象牙を使用している。

[caption id="attachment_1652028" align="aligncenter" width="450"]

「蘇る化石」[/caption]

「蘇る化石」の作者は、向田 陽佳(1968~)氏。

黒柿は樹齢数百年の柿の木で黒色が出たものを指し、1万本に1本の銘木とされる。その色合いを活かし太古の地層の化石と目覚めた恐竜を対比している。作品のサイズは高さが3.7cm。素材は黒柿・水牛角を使用している。

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メドゥーサvs.ペルセウス[/caption]

「メドゥーサvs.ペルセウス」の作者は、森 哲郎(1960~)氏。

解説には、「もし神話の時代に行けたら、この有名な戦いの目撃者になるかもしれない。ただしメドゥーサと目を合わせれば、石にされて現在に戻れなくなる」とある。作品のサイズは高さが3.7cm。素材は象牙を使用している。

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三賢者[/caption]

「三賢者」の作者は、及川 空観(1968~)氏。

猿の司祭に、猿の音楽家、猿の冒険者がそれぞれにちょっかいを出して「見させざる、聞かせざる、言わせざる」と皮肉を込めている作品だ。作品のサイズは高さが4.4cm。素材は象牙・べっ甲を使用している。

根付に込められた時空の旅を楽しめる「根付はタイムトラベラー」展。太古の恐竜から神話の世界までを表現した現代根付を間近に眺めながら、悠久の浪漫に想いを馳せに、夏の京都へ足を運んでみてはいかがだろうか。

■「京都 清宗根付館」 住所:京都市中京区壬生賀陽御所町46番地1 HP:https://www.netsukekan.jp

(鈴木 京)

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