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ドイツ代表W杯敗退後に“署名運動”デマ拡散…心ない人種差別問題に便乗した偽情報へ注意呼びかけ

  • 2026.7.2

ドイツ代表は、北中米ワールドカップ決勝トーナメント1回戦でパラグアイ代表にPK戦の末に敗れて敗退した。

試合直後、SNS上では人種差別問題に便乗した根拠のない情報が拡散し、波紋を広げている。

Xでは、ドイツメディア『Deutsche Welle』が、「ドイツ国民がアフリカ系やイスラム教徒の選手を代表から締め出すための署名活動を始めた」と主張し、「ドイツ代表を元の姿に戻したいという声が上がっている」と伝える投稿が多数確認され、SNS上で急速に拡散されている。

しかし、チリのファクトチェックメディア『VALPO CHECK』は現地時間30日、この情報を「誤り」と判定。同メディアは、投稿で情報源として挙げられた『Deutsche Welle』の記事を確認したものの、そのような署名活動を報じた事実は見つからなかったと説明した。

さらに、関連するキーワードで検索しても、ドイツ国内でアフリカ系やイスラム教徒の代表選手を排除するための署名運動が行われているという報道は確認できなかったとしている。

一方で、パラグアイ戦のPK戦で失敗したジョナタン・ターには、人種差別的な投稿がSNS上で寄せられたことは事実だという。同選手によると、コートジボワール人の父とドイツ人の母を持つ同選手には中傷だけでなく、励ましや擁護のメッセージも数多く送られているそうだ。

『VALPO CHECK』は、ドイツ代表を巡る人種差別的な投稿の存在と、存在しない署名活動の話は別問題だと指摘。

事実と異なる情報が拡散されているとして、今回の投稿を「デマ」と結論づけた。SNSでは真偽不明の情報が急速に広がるケースも多く、発信元や根拠を確認する姿勢がこれまで以上に求められそうだ。

筆者:江島耕太郎(編集部)
画像提供:Getty Images

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