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母親の仕事は当たり前? 日々の頑張りを認めてくれたのは、家族ではなくサッカークラブのコーチだった【著者インタビュー】

  • 2026.7.2

【漫画】本編を読む

小学生の子どもを持つ早紀、美穂、麻衣は子どもが幼稚園の頃から仲のいいママ友同士。「不倫なんて……」と口では言いながら、実は全員不倫している。夫からモラハラを受けている美穂はPTAで知り合ったパパに、子どもの不登校で悩む麻衣は会社の同僚に、そして非協力的な家族に疲弊する早紀は優しい言葉をかけてくれる息子のコーチに……。それぞれが心惹かれていく模様と、その後の選択、結末が描かれる。

『恋するママ友たち 私以外も不倫してた』(吉田いらこ/KADOKAWA)で描かれるのは、ごく普通の女性が抱える心の隙間と、そこから道ならぬ恋へと惹かれていく過程だ。家庭や育児に悩みを抱える3人の姿は身近で、その心の揺れを追ううちに読者に「もし自分だったら……」と考えさせる。著者の吉田いらこさんはよく知人から不倫について打ち明けられることがあるという。3人のキャラクターはどのようにして生まれたのか、不倫について取材をする中で感じたことを聞いた。

――主人公のひとり、大島早紀について伺います。早紀は子どもが通っているサッカークラブのコーチのことが気になっていきます。この設定はどう考えましたか?

吉田いら子さん(以下、吉田):これは実際に見聞きした話がもとになっています。子どもの習い事関連から知り合って不倫関係に……というのはよくある話なのかなと思っています。

――そうなんですね。早紀はコーチから「大島さんは本当に頑張ってるんだって僕も思ってます」と言われ、「私がずっと欲しかった言葉かもしれない」と泣きそうになります。夫や息子からの感謝がないからこそ、この言葉が早紀に刺さったのかなと肯定的に見てしまったのですが、吉田さんはどう思いながら描きましたか?

吉田:母親の仕事は感謝されたり認められたりすることが少ないと思います。母親だから当たり前、子どものためなら当たり前、稼げていないのだから家庭により多く労力を割くのは当たり前……。毎日頑張っているのに、こう思われたら辛いですよね。誰かが頑張りを見ていてくれて、認めてくれることは本当に大切だと思っています。早紀の場合は、本当は家族に言ってもらえたら良かったんですけどね……。

取材・文=原智香

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