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『ハリポタ』マルフォイ役トム・フェルトンが舞台でドラコに“復活”、映画キャスト初の快挙——日本で人気を実感した過去も

  • 2026.7.2

映画『ハリー・ポッター』でドラコ・マルフォイを演じたトム・フェルトンが、ブロードウェイの舞台で再びドラコを演じている。映画版のオリジナルキャストが舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』に出演するのは史上初。15年の時を経て同じ役に戻ったフェルトンの“今”と、彼が自分の人気を初めて実感した日本での思い出を振り返る。(フロントロウ編集部)

映画キャスト初、15年ぶりにドラコ役へ

米Varietyや英公式サイトWizarding Worldによると、トム・フェルトンの舞台出演は2025年6月4日に発表され、同年11月11日にニューヨークのリリック劇場でブロードウェイ・デビューを果たした。映画ハリー・ポッターシリーズのオリジナルキャストが、舞台版『呪いの子』に出演するのはこれが初めてだという。

フェルトンは出演発表時に、「ハリー・ポッター映画に関われたことは人生最大の栄誉の一つだ」とコメント。さらに「彼の役、そしてあの象徴的なプラチナブロンドに再び戻るのは、不思議な感覚だ」と語り、約15年ぶりにドラコを演じる心境を明かした。じつは、舞台『呪いの子』のドラコは中年期の設定で、フェルトン自身は「この秋に出演を始める時、ちょうど劇中のドラコと同じ年齢になる。まさに一巡りした瞬間だ」とも語っている。

デビュー公演では、登場して最初のセリフ「ポッター」を口にした瞬間に客席が沸き、芝居が一時中断するほどの拍手に包まれたという。拍手が収まるのを待ってから、彼は次のセリフを続けた。スクリーンで“宿敵”を演じた俳優を、観客が温かく迎え入れた象徴的な一幕となった。

日本で初めて実感した“本当の人気”

じつは、フェルトンが自分の人気を初めて実感したのは、意外にも遅いタイミングだった。

彼が英Square Mileのインタビューで語ったところによれば、それは2009年、6作目『ハリー・ポッターと謎のプリンス』のプロモーションで来日した時のことだった。それまで大々的な宣伝は主演のダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソンの3人が担っており、フェルトンが大きな会見に出ることはほとんどなかったという。

ところが同作で、メインの3人だけでは世界中を回りきれない状況となり、日本のプロモーション担当に抜擢されたのがフェルトンだった。そして空港に詰めかけた大勢のファンを目にして、「冗談だろ。マジかよ!って思ったよ」と当時の衝撃を振り返っている。長年スクリーンの“悪役”を演じてきた彼にとって、日本のファンの熱量は人気を実感する原点になった。

いまも色あせないドラコ人気

しかし、その人気は15年を経てなお健在だ。

Varietyによると、フェルトンの出演以降、『呪いの子』はブロードウェイの週間興行収入で首位を維持。当初2026年3月までとされていた出演期間は、2026年11月1日まで延長されることが発表された。当初の予定を大きく超える延長は、ドラコ・マルフォイという役と、それを演じるフェルトンへの根強い需要の表れと言えるだろう。ヴォルデモートに与する家の御曹司という難役を演じ、世界中にファンを生んだ俳優は、舞台という新たな場所でドラコの物語に決着をつけようとしている。日本のポッタリアンにとっても、目が離せない“現在進行形”の話題と言えそうだ。

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