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「昔の嫁はもっと働いたのに、最近の子はねえ」と親戚の前で嫌味を言う義母。だが、夫の一言に救われたワケ

  • 2026.7.2

女性だけが立つ台所

結婚して数年、お盆の帰省はいつも同じでした。朝から晩まで台所に立つのは女性だけ。夫や義兄はリビングでテレビを眺めています。

「男は座って待っていればいいんだ」

義父はそう言って、湯呑みを差し出してきます。義母も当然という顔でした。

「嫁なんだから、気を利かせて動きなさいよ」

その年は四歳の娘を連れての帰省でした。育児と家事でへとへとなのに、皿洗いにお茶出しと次々に指示が飛んできます。娘がぐずると、義母の目がすっと細くなりました。

「ちゃんとしつけなさいよ。それも母親の仕事でしょう」

反論すれば角が立つ。私はただ「はい」と繰り返すしかありませんでした。

親戚の前での一言

夕食後、親戚が二十人ほど集まった座敷でした。ビールが回り、笑い声が広がる中で、義母が私のほうを見て口を開きました。

「うちの嫁、気が利かなくてね」

座がどっと沸きます。義母はさらに笑いながら続けました。

「昔の嫁はもっと働いたのに、最近の子はねえ」

私はうつむいて、膝の上で手を握りしめました。何か言えば「口答えする嫁」になる。飲み込むしかない、そう思ったときでした。

「朝から働いてるのは妻だけだ」

ずっと黙っていた夫が、はっきりとそう言ったのです。

「母さん、それは違うよ。妻は朝からずっと台所に立ってる。俺たち男が何もしてないだけだよ」

座敷が一瞬で静まり返りました。義母の顔から笑みが消え、口が半分開いたまま止まります。何か言いかけて、言葉が続きません。やがて義母は目を伏せ、手元の湯呑みに視線を落としました。

入れ替わった立場

凍りついた空気を破ったのは、年配の叔父でした。

「確かにその通りだな。俺たちずっと座ってただけだ」

すると別の親戚も「言われてみればねえ」とうなずきます。矛先が向いたのは、さっきまで笑っていた男たちのほうでした。義母はもう何も言えず、小さくなってお茶をすすっています。

「洗い物、俺やるよ。座ってて」

夫が立ち上がり、義兄たちも慌てて腰を上げました。翌年からは夫が率先して動くようになり、義母が私に嫌味を言うこともなくなりました。あの座敷で、はっきりしてよかった。心からそう思っています。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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