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佐藤ありささん「ドイツ8年目。ようやく第二の故郷と感じるように」

  • 2026.7.2
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現在ドイツ在住の人気モデル、佐藤ありささん。8歳の女の子と4歳の男の子のママとして、子育てに奮闘中の日々をレポート! 今回は、ドイツ生活8年目を迎えた今の心境や、考え方の変化について教えてくれました。

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別世界だと感じて不安だった8年前。 今ではドイツもホームだと思えます

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ドイツの週末は、ゆっくりのんびり。何もしないことを楽しめるようになったのは、ドイツ生活のおかげ。

2017年に娘を日本で出産し2カ月後には2人で夫のいるドイツへ。ただでさえわからないことだらけの初めての育児の中、異国で言葉も通じず、知り合いもいない。まるで別世界に来てしまった感覚でスタートしたドイツ生活でした。慣れない育児と生活に必死に向き合って数年、今度はコロナ禍と息子の出産が重なり、簡単には帰国できない日々に。ずっといっぱいいっぱいで日本を恋しく思い続けてきたけれど、最近はようやくドイツが第二のホームだと感じられるようになりました。

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大好きなレストランにて、アメリカ人のママ友と日本人のお友達とゆっくりごはん。こんな時間が何よりうれしいです。

理由はいくつかあるけれど、一番はやっぱり友達が増えたこと! 子どもたちが学校や園に通い始めたことで、子どもを通じてママ友ができ、さらにその友達を紹介してもらって…と、楽しいネットワークが広がってきました。息子の園で出会ったのはアメリカ人のママ。日本が大好きな彼女が人見知りの私に気さくに話しかけてくれたおかげで、今ではしょっちゅう連絡を取り合う仲に。さらに彼女の日本人の友達を紹介してくれて、三人でごはんに行ったりしています。基本的にドイツ語でコミュニケーションするのですが、私のドイツ語はまだまだ。みんな懲りずに付き合ってくれて、本当にありがたいんです。

公園にあるものならなんでもトレーニングに使っちゃう。楽しそうなの、伝わります?(笑)
公園にヨガマットを敷いてワークアウトする光景は、こちらでは日常。トレーニングが身近にあるなと感じます。

ずっと継続している、公園でのママさんトレーニング仲間の存在も大きいです。何回か会ううちに顔見知りになって世間話をしたり、ご近所情報を交換したり。病院どこがいい?とか(笑)。ここに集まる人たちって、みんな元気なんです。子どもがたくさんいて大変そうでも、それも楽しんじゃう!みたいなマインド。つい自分を追い込んでしまいがちな私ですが、自分にはないおおらかな感覚を持つみんなに、新しい視点と元気をもらえる。1人だとしんどいトレーニングも、ここに行けば明るくエンジョイできる!って思えます。

いつもの市場にて。すっかり常連なので、子どもたちは元気?と声をかけてくれます。
食は生活の中での大きな楽しみ。いつものママ友と、ドイツ料理と言えばのシュニッツェルを食べに。
動物園での軽食、カリーブルスト(カレー味のソースがかかったソーセージ)とドイツビール!

ドイツでの日常も、今ではすっかり楽しめるようになりました。海外の人って、何気ないタイミングでよく話しかけてくれますよね? ドイツ語が全然わからなかったから、最初はそれが怖かった! 移住当初は市場でも必要最低限の挨拶だけで、お店の方とはなるべく目を合わさず逃げるように退店(笑)。でも今では、いつも行く野菜売場の方と「久しぶり! 元気にしてた?」「うん、日本に帰ってたんだ! 暑かったよ〜」みたいな会話ができるようになって。昔のことを思えば大成長ですよね。うれしい反面、帰ってから「もっとこの表現使えば良かった」「こんな話もしたかったな」と1人反省会をすることも。日々のすべてが学び。悔しい気持ちは次に生かそう!とポジティブマインドを大事にしています。

ドイツにいても日本らしさは 大事にできると気づきました

飾りつけして法被を着て、遊びもたくさん準備。大変だったけどいい思い出!
子どもたちには浴衣を着せて、スーパーボールすくいを。
節分は、帰国時に鬼のお面や豆を仕入れておいてドイツで楽しみます。

そうしてすっかり暮らしに馴染んだのと同時に、ドイツにいても日本人であること、日本の文化に触れることは諦めなくていいと気づいたのも転機でした。当初は別世界のように感じていたけど、街を歩けば日本のアニメのTシャツを着ている人がいたり、日本の商品が売っていたり。遠くても繋がっているんだなという感覚が日に日に増してきたことで、居心地のよさを感じられるようになったんです。日本の文化は自分の工夫で、子どもたちにも触れさせることができる。ずっと仲良くしてもらっている日本人のママ友と、縁日みたいなイベントを開いたのは楽しかった! 日本の季節行事も生活の中に取り入れて。ドイツと日本、どちらの文化にも触れて、どちらも楽しむというバランスが取れるようになり、自分らしいドイツ生活が確立してきた気がします。

実はもともと、海外旅行に行くことすらあまりなかった私。まさか自分が海外に住むなんて、思ってもみなかったんです。結婚してドイツに住むことになり、正直ポジティブではいられない時期もあったけど、たくさんの貴重な経験を通じて得たものは、私自身の大きな糧になっています。まだまだ不安なことはあるけれど、一歩ずつ前より強くなれているのかなと思います! 素敵な環境にいられていることに感謝して、もっともっと楽しんでいきたいです。

Profile

1988年生まれ、北海道出身。2005年「ミスセブンティーン2005」に選ばれ、同誌専属モデルとしてデビュー。数々の女性誌でカバーを飾るトップモデルとして人気を博し、俳優やお天気キャスターとしても幅広く活躍。2016年7月に結婚。翌年に長女を出産後、ドイツへ移住。2021年に長男を出産し、現在は2児のママ。@satoarisa920

取材・文/西原 章

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