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「プール、いっぱい泳ぐ!」と楽しみにしていた息子。だが、義母との合わない考えに止まらない葛藤

  • 2026.7.2
「プール、いっぱい泳ぐ!」と楽しみにしていた息子。だが、義母との合わない考えに止まらない葛藤

楽しみにしていた夏期講習

義母と同居していた頃の、ある夏の話だ。

年少だった息子のために、私は1週間の夏期講習のスイミングを申し込んだ。

「プール、いっぱい泳ぐ!」

息子は新しい水着を抱えて、毎日のように楽しみにしていた。

ところが初日の朝、玄関先で転んで頭をぶつけ、額に小さなたんこぶができてしまった。

本人はすぐに泣いて、けれどすぐに泣き止んだ。

その後はいつもと変わらず、おやつをねだり、リビングを走り回るほど元気だった。念のためその日は様子を見て、スイミングも休ませた。

「ぶつけたところ、もう痛くない?」

「へいき!」

息子はけろりとした顔で答えた。

私も、これなら明日からは予定どおり通えるだろうと思っていた。

毎朝かけられる「大丈夫?」

翌日の朝、水着を準備して息子の手を引こうとした、そのときだった。

「たんこぶ翌日にプールなんて、何かあったらどうするの?!」

義母が、心配そうな顔で私を引き止めた。頭をぶつけた次の日に運動なんて、と言いたげな表情だった。

「でも、昨日からもうすっかり元気で」

「そうだけど、何かあってからじゃ遅いでしょう。大事を取ったほうがいいわよ」

同居している以上、義母の心配を無下にもできない。心配してくれているのだと思い、その日も結局休ませた。けれど翌朝も、その次の朝も、同じだった。

「まだ早いんじゃない?念のためもう一日」

玄関に向かおうとするたび、背中から義母の声が飛んでくる。たんこぶはもう跡形もなく、息子は毎日のように庭を駆け回っているのに、義母の「大丈夫?」だけは止まらなかった。

参加できたのは最終日だけ

気づけば、夏期講習は残り一日になっていた。

「ママ、プールは?今日も行かないの?」

息子が、しょんぼりと水着を見つめている。その小さな背中を見ていたら、胸の奥が重くなった。

結局、息子がプールに入れたのは、7日間の講習のうち最終日のたった1日だけだった。あれだけ楽しみにしていたのに、と思うと、申し込んだときのことが余計に悔やまれた。

「たんこぶくらいで、本当に1週間も休ませる必要があったのかな」

夜、片づけをしながら、つい独り言が漏れた。

けれど答えてくれる人はいない。義母に悪気がないのは分かっている。だからこそ、強くも言えなかった。

正解は今もって分からない。ただ、楽しみにしていた息子から夏のプールをほとんど取り上げてしまったことだけは、何年経っても胸に小さく引っかかったままだ。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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