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《軽井沢》ジョン・レノンが愛した【上質で知的な名店3選】毎日楽しんだ“アイスクリームの時間”とは?

  • 2026.7.1
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料理家、ライフスタイルプロデューサーとして活躍する杉山絵美さんは、国内外を飛び回り、その行き先は王道のラグジュアリーから想定外な穴場まで…。そんな杉山さんが着目した旅情報を紹介する連載【NEW SPOT NEW LUXURY】。第9回は、軽井沢で知っておくべきジョン・レノンゆかりの上質なスポットをご紹介します。

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建築家や芸術家という美意識の高い家族の中で育ち、別荘のあった軽井沢で幼少期から豊かな自然と共に感性を磨いてきた杉山絵美さん。かつてジョン&ヨーコ夫妻と過ごしたプライベートな夏の記憶は、今も杉山さんのライフスタイルの美しい底流となっています。そんな杉山さんのナビゲートで巡るのは、トレンドの先にある、タイムレスな魅力を湛えた「正統派の軽井沢」。ジョン・レノンゆかりのスポットを舞台に、私たちが今改めて憧れる、上質で知的なクラシック・ホリデーの真髄を紐解きます。

Spot 1|王道軽井沢の最高峰「万平ホテル」が進化。カフェテラスでは伝統のアップルパイを

避暑地・軽井沢を代表する「万平ホテル」が、歴史的価値を残しつつ伝統と現代的な快適性が融合した空間へと刷新

赤がアクセントの「アルプス館」の客室では、万平ホテルを象徴する和洋折衷のインテリアに包まれ歴史に浸る滞在を

モダンな「愛宕館」は、全室の内風呂に天然温泉が引かれている

カフェテラスで提供している信州産・紅玉りんごのアップルパイ。お土産用にアレンジしたものをショップにて購入できる。お皿やカップには万平ホテルのシンボル「スズラン」の意匠が

多くの著名人や政界人に愛され、軽井沢の歴史を紡いできた「万平ホテル」。ジョン&ヨーコが愛したことでも有名なこのクラシカルな宿が、2024年秋、全面的な大規模改修を経てグランドオープンしています。 訪れる人の心を捉えて離さないのは、伝統の継承と革新の見事なバランス。国の登録有形文化財としての圧倒的な気品やヴィンテージな意匠は大切に守りながら、客室や設備はより洗練された最上のコンフォートへとアップデート。

滞在のハイライトは、往時の面影を宿すカフェテラスでのティータイムです。ジョンが愛したロイヤルミルクティーの豊かな香りと、甘酸っぱいアップルパイの変わらぬおいしさに満たされる時、この地が重ねてきた豊かな記憶の一部になる…そんな知的なロマンティシズムを秘めた「万平ホテル」の魅力をぜひ肌で感じて。


「宿泊者はもちろん、ビジターでもレストランやカフェを利用できます。カフェのテラス席はペット同伴OKなので、お散歩の目的地にもおすすめ。万平ホテルのオリジナルグッズは、レトロモダンなデザインが素敵で、お土産にもぴったりです」

DATA
万平ホテル
住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢925
アクセス:軽井沢駅よりタクシー約5分(2km)※宿泊客は無料送迎あり
カフェテラス営業時間:9:30~18:00(LO17:00)※予約不可
公式サイト:https://www.mampei.co.jp/

Spot 2|巨匠が好んだ本格派の深いコク。「ミカド珈琲軽井沢旧道店」の特等席で愉しむ上質ノスタルジー

旧軽井沢銀座通りに佇む「ミカド珈琲軽井沢旧道店」は、1948年の創業以来、多くの文化人に愛されてきたクラシック軽井沢の顔。かつてジョン・レノンも家族と共に度々訪れ、その深いコクに惚れ込んだ「コロンビアコーヒー」を好んで注文していたといいます。スタンドで手軽に楽しむのも粋ですが、おすすめは2階の特等席。歴史を刻んだ木製の椅子に座り、通りを行き交う人々を眺めながら、今やお店の代名詞となった「モカソフト」を味わうのも一興です。なめらかな口溶けの後に、芳醇なコーヒーの香りがふわりと抜ける大人のための名品。日常の忙しさがすっと解けていくのを実感できるはず。


「ジョン・レノンファミリーは、夏の間、毎日“アイスクリームの時間”を楽しんでいたそうです。名物のモカソフトは、コーヒーの香りが上品に広がるカフェオレのような味わいで、ほどよい甘さが魅力。店内は、私が子どもの頃から変わらないインテリアのままで、昭和の雰囲気がどこか懐かしく、ほっと落ち着ける空間です。カフェメニューも長年親しまれている定番ばかり」

ジョンが通っていた頃からほぼ変わらぬ店構えの「ミカド珈琲軽井沢旧道店」

自然光がいっぱいに差し込む店内は当時と変わらぬノスタルジックな空気感。世界各国から豆を取り寄せ自家焙煎している本格派コーヒーを味わって

この店に来たら必ず注文する常連も多い「モカソフト」。壁にはテニスを楽しむ皇族の方々の写真も

DATA
ミカド珈琲軽井沢旧道店
住所:長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢786-2
営業時間:10:00~17:00(L.O16:30) 定休日なし
*営業時間は変更になる場合があります。公式サイトやSNS等で確認を。
公式サイト:https://mikado-coffee.com/

Spot 3|初代から受け継がれる絶品フランスパンを求めて。焼き立てが香る「フランスベーカリー」

先ほどご紹介した「ミカド珈琲軽井沢旧道店」の斜向かいに位置する「フランスベーカリー」は、1951年の創業から軽井沢の洗練された食文化を支え続ける特別な一軒。万平ホテルの製パンチーフを務めた初代のレシピを今も守り続けるパンづくりは、まさに正統派リゾートのDNAそのものです。かつて軽井沢で夏を過ごしたジョンもこの店のフランスパンがお気に入りだったとか。外側はパリッと香ばしく、中はもっちりとした極上の食感は、シンプルなバターを合わせるだけで食卓を上質なホリデーへと変える逸品。地元で愛される「塩クロワッサン」や、子どもも喜びそうなふっくらとした「パンロール」も見逃せません。焼き立ての香りに満ちた空間で翌朝の食卓を想像しながら買い求めれば、避暑地での滞在がいっそう幸せなものに。


「店内には、ジョン・レノンが来店した際の写真が飾られています。ジョンがよく買っていたという香ばしいフランスパンは、当時と変わらない味わい。素朴なクッキーもおすすめです」

どこか懐かしいグリーンのファサードが目を惹く旧軽井沢銀座通りの名店「フランスベーカリー」

軽井沢の水と空気が育てる上質なパンは、別荘で過ごす人々にも長年愛され続けている

DATA
フランスベーカリー
住所:長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢618
営業時間:8:00〜17:00 木定休 ※夏季無休
公式サイト:https://french-bakery.co.jp/

Profile

杉山絵美さん

DIORをはじめラグジュアリーのファッションブランドのPRからキャリアをスタート。現在はライフスタイルナビゲーターとしてレストランプロデュースや、「オイシックス」のミールキットの開発、クッキーブランド「AMILY」立ち上げなど、食や料理にまつわる活動を中心に活躍中。著書に『おうちで作るセレブご飯』(中央公論新社)。「杉山絵美の30分で完成!毎日のごちそう」(宝島社)がある。

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