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「離婚の話は進んでいる」と浮気相手に送っていた夫。徹底的に妻が問い詰めた結果

  • 2026.6.30

風呂まで持ち込むスマホ

結婚して数年。

穏やかだったはずの真面目な夫が、ある時期からスマホを手放さなくなった。画面はいつも下向きで、入浴中まで持ち込む。

「なんでお風呂にまでスマホ持っていくの?」

「仕事の連絡だよ。気にしすぎ」

問いかけるたび、夫は同じ言葉で打ち返してきた。

「最近、画面ばっかり見てるよね」

「疑いすぎだって。考えすぎだよ」

そう言われると、これ以上は踏み込めなかった。考えすぎなのかもしれない。自分にそう言い聞かせて、私は飲み込んだ。

違和感が確信に変わったのは、子どもの写真を送ろうとした時だった。

夫のスマホを借りた瞬間、画面の上に通知が滑り込んできた。

「早く会いたいな」

知らない女性の名前。指先が冷たくなっていくのが分かった。

画面に並んでいた二枚舌

震える手でやり取りをさかのぼると、そこには見たくなかった言葉が並んでいた。

「妻にはもう気持ちがない」

「離婚の話は進んでいる」

相手の女性に、夫はそう書き送っていた。

離婚の話など、私たちの間で一度も出たことがない。証拠をすべて保存し、私はその夜、夫の前に座った。

「この人、誰なの?」

夫はちらりと画面を見て、軽い口調で言い切った。

「ただの友達だよ」

私はスマホの画面を、静かに彼のほうへ向けた。そして、保存しておいたやり取りを開いて見せた。

「じゃあ聞くけど」

「相手には離婚進行中って伝えてるよね?」

夫の顔から、すっと色が引いた。

「いや、それは……言葉のあやというか」

「『妻にはもう気持ちがない』も言葉のあや? 私、離婚なんて一度も聞いてないんだけど」

口を開きかけて、夫は言葉を飲み込んだ。さっきまでの余裕は、もうどこにもない。

「友達なら、なんでこんな嘘をその人につくの。説明して」

夫は何も言えず、ただ黙り込んだ。逃げ場をふさがれた人間の沈黙だった。

嘘の終わりに選んだ道

「友達だ」と言い張れば押し切れると思っていたのだろう。けれど、本人に向けた言葉と私に向けた言葉が、まるで違っていた。その二枚舌を、私はもう見逃せなかった。

あれだけ「疑いすぎだ」と私を責めていた人が、今は一言も反論できずにうつむいている。立場は、完全に入れ替わっていた。

「これ以上、嘘をつかれ続ける結婚は無理。終わりにしよう」

そう告げた時、私の声は不思議なほど落ち着いていた。引き留める言葉も、夫の口からは出てこなかった。

信頼は、もう戻らなかった。それでも、嘘の中で笑い続ける毎日を終わらせられて、私の胸はずっと軽くなっていた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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