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「あの家、離婚、秒読みらしいよ」と噂を流すママ友。だが、ママ友に待っていた自業自得の結末とは

  • 2026.6.30

親切な顔の情報通

子どもが小学校に上がった頃、保護者の集まりにやたらと顔の広いママ友がいた。誰にでも気さくに話しかけ、最初は頼れる人だと思っていた。

けれど一緒にいる時間が増えるほど、口にする話題の偏りが気になりだした。出てくるのは、いつも誰かの家庭の事情や、よその子の成績のことばかりだった。

送り迎えの帰り道、その人は声をひそめてこう切り出した。

「あの家、離婚、秒読みらしいよ」

名前を挙げられたのは、私もよく知る同じクラスの保護者だった。あまりに具体的で、けれど出どころのわからない話だった。

「その話、誰から?」

そう尋ねると、相手は一瞬だけ言葉に詰まった。「みんな言ってるよ」と濁すだけで、肝心の根拠は出てこない。私はそれ以上、相槌を打たなかった。

盛られて戻ってきた言葉

嫌な予感は、しばらくして現実になった。私が以前、別の保護者に何気なく漏らしたささいな話が、尾ひれをつけて複数のママ友に広まっていたのだ。

口にした覚えのない部分まで足され、まるで私が誰かを悪く言ったかのように作り変えられていた。出どころは、考えるまでもなかった。

(私の話も、こうやって誰かに流されているんだ)

背筋がひやりとした。あの人の前では、もう何も話せない。そう悟ってからは、集まりでは当たり障りのない話だけにとどめた。

「うちは特に変わりないですよ」

家庭の事情を聞き出そうとされても、笑って受け流すようにした。噂話を振られても、加わらない。距離を置くと決めてからは、不思議と余計なもめ事に巻き込まれなくなった。心が、ずいぶん軽くなった。

輪から弾き出された人

潮目が変わったのは、それから数ヶ月後のことだった。あの人が流した噂のひとつが、まったくの事実無根だと発覚したのだ。

盛られた話の被害に遭った保護者が、はっきりと声を上げた。事実をねじ曲げられた人は、ひとりではなかった。

「私の家のこと、勝手に言いふらしましたよね」

面と向かって問い詰められ、あの人の顔から血の気が引いた。いつもの調子で言い返そうとして、言葉が続かない。集まりにいた誰もが、すっと目をそらした。

あれだけ輪の中心にいた人が、気づけば誰からも話しかけられなくなっていた。お迎えの時間も、ひとりぽつんと離れて立っている。情報を握って人を動かしていたはずが、その情報の出どころとして、今は周りから避けられる側になっていた。

あの時、噂に乗らずに距離を置いた自分の判断は、間違っていなかった。静かにそう思えた出来事だった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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