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妻「この後輩の人と、どういう関係なの」→「ただの相談相手だよ」と言う夫の前に証拠を並べると状況が一変

  • 2026.6.29

急に遅くなった帰り

結婚して十年。波風のない暮らしだと思っていた。それが少しずつ崩れ始めたのは、夫の帰りが急に遅くなった春先からだった。

「今月、残業が続いててさ」

夫はそう言いながら、スマートフォンを手放さなくなった。風呂にも持って入り、画面はいつも下向き。

私が近づくと、さりげなく裏返す。

違和感は、確信に変わっていった。上着のポケットから出てきた二人分のレシート。深夜に短く震える通知。ある夜、夫のスマホの画面に届いた一文が、目に飛び込んできた。

「昨日も楽しかったね、また会える?」

送り主の名前は、夫の職場の後輩だった。心臓が冷たくなったけれど、私は声を上げなかった。

並べた事実

その夜から、私は感情を脇に置いて、ただ事実だけを集めた。レシートの日付。出張だと言っていた日の記録。メッセージのやり取り。一枚ずつ、静かに重ねていった。

週末、子どもが寝たあと、私はテーブルに資料を広げて夫に向き合った。

「この後輩の人と、どういう関係なの」

夫は一瞬たじろいだが、すぐに笑ってみせた。

「ただの相談相手だよ」

「仕事の愚痴を聞いてもらってただけ。変なこと考えるなよ」

予想どおりの言い訳だった。私はうなずきもせず、印刷した一枚を彼の前に滑らせた。

「この出張記録、日時合ってないよね」

夫の手が、ぴたりと止まった。

「出張だって言ってた日、あなたは市内のお店でレシートを切ってる。同じ時間に、後輩の人とね」

崩れた言い訳

夫の顔から、笑みが消えていった。視線が資料の上をさまよい、口が開きかけては、何も言えずに閉じる。

「い、いや、それは、たまたま近くにいただけで」

「じゃあ、この『また会える?』も相談なの」

私はメッセージの写しを、もう一枚重ねた。夫の喉が、こくりと鳴る。反論の糸が一本ずつ切れていくのが、はっきり見えた。

沈黙が落ちた。私は震える声を抑えて、最後の一言を置いた。

「このまま続けるなら、弁護士に相談する」

その瞬間、夫はがくりと肩を落とした。しばらくして、絞り出すように「……ごめん」とだけ言った。十年連れ添った相手が、初めて見せる崩れ方だった。

私はあえて、慰めはしなかった。後日、相手の女性にも事実を確認した。彼女は「既婚だと知らなかった」と泣いたが、それで私の決意が揺らぐことはなかった。

慰謝料も親権も、条件をひとつずつ整理した。離婚届に判を押した日、夫は終始うつむいたまま、私と目を合わせられなかった。立場は、もう完全に入れ替わっていた。

「あなたの嘘は、全部記録に残ってたよ」

そう告げて家を出る私の背中を、夫は黙って見送ることしかできなかった。子どもと二人、静かな新しい暮らしが始まっている。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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