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一晩寝かせたカレーに要注意!「二日目のカレー」を安全においしく食べるための2つの鉄則

  • 2026.6.28

一晩寝かせた二日目のカレーって、コク深くなって格別においしいですよね。でも、実はそこに食中毒のリスクが潜んでいるという話を耳にしたことはありませんか。

「火を通しているから大丈夫」という油断は禁物。今回は、東京都保健医療局が発信している情報をもとに、大鍋料理に隠れたウエルシュ菌の性質と、家庭でできる簡単な予防対策をご紹介します!

なぜ?加熱したはずのカレーで食中毒が起こる理由

カレーを調理して時間が経ってから発生する食中毒の多くは、ウエルシュ菌という細菌が原因です。この菌はもともと動物の腸管内や土壌など自然界に広く存在しており、シチューや肉じゃがといった大鍋でたくさん作る煮込み料理で発生することが多くあります。

厄介な特徴は、加熱しても「芽胞(がほう)」という強い殻を作って生き残る性質があることです。一般的な熱では死滅せず、調理後に常温でそのまま放置して料理の温度が下がってくると、菌にとって居心地の良い温度になり、一気に活発に増殖してしまいます。

鉄則1. 菌を増やさない!小分けにして速やかに冷蔵庫へ

食中毒を防ぐためには、まずウエルシュ菌を増やさない環境作りが大切になります。調理後はなるべく早く食べきることが基本ですが、やむを得ず保存する場合は温度管理を意識しましょう。

ウエルシュ菌が最も好む温度は12〜50℃、特に43〜45℃の生ぬるい状態です。大鍋のまま室温でゆっくり冷ましていると、まさに菌のパラダイスになってしまいます。

前日調理はできるだけ避け、保存するときは浅くて小さな容器に小分けして料理の温度を素早く下げてから、なるべく早く冷蔵庫に入れるのが確実です。

鉄則2 食べる直前は「底からしっかりかき混ぜてグツグツ」

もし保存中に菌が増えてしまっていても、食べる前の再加熱でリスクをぐっと下げることができます。一度温度が下がった料理の中では、ウエルシュ菌は芽胞ではなく熱に弱い状態(栄養体)に変わっているため、しっかり加熱すれば菌の数を減らす効果が期待できます。

温め直す際は、鍋の底から全体をよくかき混ぜながら、中までしっかり熱が行き渡るようにグツグツするまで加熱しましょう。鍋底が空気の届かない状態になりやすい大鍋料理だからこそ、かき混ぜながら全体に火を通すひと手間が、家族の健康を守る大切な鍵になります。

寝かせたカレーには要注意!

「加熱済みだから安心」と思い込まずに、適切な保存と丁寧な再加熱を心がけたいものですね。飲食店や集団給食施設での事例が多い食中毒ですが、家庭でも同様の状況は起こり得ます。

残ったカレーを安全に美味しく楽しむためのマイルールとして、ぜひ今日の調理から意識してみてくださいね。

文/暮らしニスタ編集部

参考:東京都保健医療局「二日目のカレーが好きなのですが、食中毒の危険があると聞きました。本当ですか?」

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