1. トップ
  2. エンタメ
  3. timelesz篠塚大輝、映画初出演作『焼却炉』がカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭へ ワールドプレミア決定

timelesz篠塚大輝、映画初出演作『焼却炉』がカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭へ ワールドプレミア決定

  • 2026.6.21
timelesz篠塚大輝、映画初出演作『焼却炉』がカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭へ ワールドプレミア決定
(C)2026 QUE LINDO / NEOPA

小説家・江國香織による、11人の少女の夏の思い出を描いた短編集『すいかの匂い』(新潮文庫)に収録された一編を原作にした映画『焼却炉』。timelesz篠塚大輝のスクリーンデビュー作としても注目される本作が、今年7月にチェコで開催される第60回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭に出品、ワールドプレミアの開催が決定した。

孤独な少女の、焼却炉での“秘密の習慣”

小学4年生の宮田梢(かりん)は、自分をとりまく世界に上手くなじめずにいた。学校には行くものの、親しくする友だちはおらず、教室から抜け出したり、早退する日々が続く。そんな梢には“裏庭の焼却炉にモノを捨てる”という“秘密の習慣”があった。

ある日、影絵サークルの大学生が夏休みに小学校で行う影絵劇の公演の告知にやってくる。そのうちのひとり、すずきじんた(篠塚大輝)から梢は目が離せなかった。ある放課後、梢が焼却炉に向かうと、そこにはじんたがいた。梢と同じように焼却炉に何かを捨てる様子に、ますますじんたが気になるようになっていく──。

小学4年生の主人公・宮田梢を演じるのは、本作で俳優デビューとなるかりん。今回、オーディションで主演を勝ち取った。撮影当時10歳だったかりんが、等身大で梢を演じる。

そして、梢を惹きつける影絵サークルの大学生、すずきじんたを演じたのは、本作が映画初出演となるtimelesz・篠塚大輝。timeleszの活動のほか、個人でもEX『スポンジ・シノ2』やTBSラジオ『…&シノ!from timelesz』などの冠番組を持ち、活躍の場を広げる篠塚が映画という新境地に挑戦する。

ほか、梢の母・洋子を菊池亜希子、梢の父・健二を本作のプロデューサーでもある長尾卓磨が演じる。

今年7月にチェコで開催される第60回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で、新しい作家や挑戦的な作品が出品される「プロキシマ・コンペティション」部門に出品される本作は、海外版ポスターも完成。

あわせて解禁されたビジュアルカットでは、キーアイテムとなる焼却炉を前にたたずむ梢とじんたの姿が。夏のじわじわとした暑さ、梢の抱える複雑な感情、そしてじんたの持つ不思議な魅力が見る者を惹きつけるような、本作の独特な空気感が表現されたカットとなっている。

以下、内田監督、主演のかりん、篠塚、そして原作者・江國のコメント全文。

■内田俊太郎(監督)

伝統あるカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で『焼却炉』がワールドプレミアを迎えられること、大変光栄に思います。

まず初めに、『焼却炉』という物語を託してくださった原作者の江國香織さんに心から感謝いたします。そして、この物語を丁寧に紡いでくれたキャスト、スタッフに深い感謝と敬意を表します。

私はこの映画を作りながら、子どもの頃の小さな瞬間を思い出していました。繊細で、どこか不安定で、大人になった私が失いかけていた感覚でした。そうした記憶や時間をたどりながら生まれたこの作品が、日本から遠く離れた地でどのように受け止められるのか。静かな緊張と高揚とともに、その瞬間を迎えたいと思います。

■かりん(宮田梢役)

初めての映画で、主演という立場を経験できて嬉しかったです。1ヵ月間あった撮影があんなに短くなるなんて思っていなくて、今まで見ていた映画の世界を自分が体験できて、夏休みのイイ思い出になりました。

撮影が終わってずいぶんと経った時に「映画が映画祭に入った」と言われて、びっくりしました。海外の映画祭に入って欲しいと思っていたので、映画祭に行くのを楽しみにしています。

■篠塚大輝(すずきじんた役)

初めて映画の現場に立たせていただき、すべての瞬間が新鮮で、圧倒されるような毎日でした。「役として生きる」という経験は、難しさもありましたが、監督をはじめ、皆さんに支えられ、全力で駆け抜けることができました。自分にとって、忘れられない大切な作品です。

歴史あるカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭の公式コンペティションに選出されたこと、おめでとうございます。驚きと同時にそんな作品に関われたことに深い喜びを感じております。

この『焼却炉』という作品がどのように受け止められ、観客の皆さんの心に届くのか、楽しみです。

■江國香織(原作者)

私は普段、言葉でしかあらわせないものを小説にしているつもりなのですが、言葉でしかあらわせないはずのものが映像になっていて驚かされました。
あのころの夏の気配が匂い立つほど濃く、忘れていた(あるいは忘れたかった)記憶の断片がわっと押し寄せたことにも。

子どもの所在なさと大人の逡巡がざらざらした質感で閉じ込められた、頭でっかちではない映画なところもよかったです。

2027年公開の映画『焼却炉』、今後の続報をお楽しみに!

『焼却炉』は2027年公開。

元記事で読む
の記事をもっとみる