1. トップ
  2. ファッション
  3. 「怪我させたくない」真夏も長袖を着せる母 →「知ってる?」胸を痛め反省した『息子のピュアな一言』

「怪我させたくない」真夏も長袖を着せる母 →「知ってる?」胸を痛め反省した『息子のピュアな一言』

  • 2026.6.18

筆者が保育士時代に出会った、困った保護者のお話です。「絶対に怪我をさせたくありません」と真夏でも長袖を着させる母親。そんな母親が大反省した、こけて怪我をした息子が放ったピュアな一言とは……。

心配性な母親

年中から入園してきた男の子・マサくん(仮名)は、気温が25度を超える日でも毎日長袖長ズボンで幼稚園に登園していました。

マサくんのママは心配性で、入園前から「絶対に怪我をさせたくありません」と園に申し出。幼稚園では怪我なく過ごすのは難しいと何度も伝えましたが、それでも、「今まで一度も怪我をさせずに育ててきたんです。怪我をしたらかわいそうでしょ」と言い張っていました。

園長が説得も……

園長がマサくんママに、「怪我をしないようにしますとは言えません。怪我をしながら育ちますから。できるだけ怪我のないように努めます」と言い続けましたが、「怪我をしたらかわいそうなので、長袖長ズボンで守らせます!」と毎日長袖長ズボンを着させ続けていました。

ママの心配をよそに

マサくんママは怪我に過敏すぎて、やろうとすることを一つひとつ「危ない危ない」と止めてきたので、マサくんは他の子と比べると経験不足が目立ち、運動面に差があるように感じられました。

でも園に来ると、他の子のすることが刺激的で、色々マネしてやってみたくなるようで、マサくんは元気いっぱい遊ぶようになりました。

ある日、保育士が見守る中、坂道を走り下りる遊びを数人でしていると、マサくんだけが、長ズボンが少し足に引っかかりスッテーンと派手に転んでしまいました。

マサくんの本心

こけて服が少し汚れてしまったので、園の貸し出し服の半ズボンを着てマサくんは家に帰りました。怪我をしたと驚くママに向かってマサくんは、「ママ知ってる? この服、めっちゃ涼しいねんで。お友達みたいに早く走れそうなくらい! 毎日こんな服がいいわ〜」

驚いたマサくんママは、「だ、だって、怪我、したくないでしょ? そのための長袖よ?」と聞きますが、「怪我? 別に。涼しいのがいいわ〜僕もっと早く走りたいし」と言うマサくん。今まで必死に怪我から守ってきたと思っていたママは、何をしてきたんだろう……と拍子抜けしてしまいました。

以降、マサくんママが「危ない危ない」と、過度に行動を制限することはなくなったのでした。

【体験者:20代・女性保育士、回答時期:2010年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:ふくまる よしまる
保育士を経て、2児の育児をしながらライター業をスタート。これまでの職業経験から育児のテーマを得意とする。特に保育士時代の出来事や、視覚障害がある子どもの育児をする自身の経験、そして同世代のママたちの声をもとに、女性を元気づけるための発信を精力的におこなう。

元記事で読む
の記事をもっとみる