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「君は家にいるんだから」不妊治療中も家事を手伝わない夫。限界前の話し合いで見た“すれ違い”の理由

  • 2026.6.17

家事の負担を感じていても、無理をしてしまうことはありませんか? 友人も長年ひとりで家のことを担っていましたが、不妊治療をきっかけに「このままでいいのだろうか」と、考えるようになりました。 そこで、夫にある提案をしたところ、状況が変わっていきます。今回は、友人の体験談をご紹介します。

画像: 「君は家にいるんだから」不妊治療中も家事を手伝わない夫。限界前の話し合いで見た“すれ違い”の理由

考え方が変わったきっかけ

夫は結婚してから、家事をほとんどしていませんでした。

私は「家のことは私がやるもの」と思っていたため、特に大きな不満もありません。料理や洗濯、掃除も、自分の役割として自然にこなしていたのです。

ところが30代後半になり、本格的に不妊治療を始めてから、少しずつ気持ちが変わっていきました。

不妊治療は想像していた以上に、心身への負担があります。急に通院が入ることもあれば、体調が優れず予定通りに動けない日もありました。

これまで当たり前にできていた家事が思うように進まず、「今日は、何もしたくない」と感じる日も増えていったのです。

伝わらないもどかしさ

それでも夫は、今までと変わらない感覚でした。

「働いてないんだから」

「病院に行く日があるだけでしょ」

不妊治療がどのようなものなのか、彼にはうまく伝わっていなかったのでしょう。私はそのたびにモヤモヤするものの、どう説明したらいいのか分かりませんでした。

周りからは、
「子どもが生まれる前に、家事を覚えてもらった方がいいよ」
と言われることもありました。

最初は「その時になったら変わるだろう」と思っていました。けれど、このままの状態で子育てが始まったら、私ひとりで抱え込むことになるのではないかと感じるようになったのです。

将来の生活を書き出してみた

そこで私は、妊娠や出産をしたあと、生活がどう変わるのかを調べてみました。

赤ちゃん中心の生活になること。睡眠不足になること。思うように料理や掃除ができなくなること。

知れば知るほど、今まで通りの生活を続けるのは難しいと感じました。

そこで、将来の生活をイメージしながら紙に書き出し、
「ここまでは今まで通り私がやる。でも、この辺りはお願いしたい」
と具体的に伝えたのです。

すると夫は、意外にもすんなりと「わかった」と言ってくれました。

少しずつ変わっていったこと

もちろん、最初からうまくいったわけではありません。
洗い残しのあるお皿を見つけたり、シワだらけの洗濯物に驚いたりすることも。

それでも、以前とは違う変化がありました。

夫の中に「家のことは妻がやるもの」ではなく、「自分もやる側」という意識が少しずつ生まれていったのです。

その姿を見るたびに、私は嬉しくなりました。

「今は私ができるから」と抱え込んだままだったら、子どもを授かったあと、もっと苦しくなっていたかもしれません。

限界になる前に話し合えたことも、赤ちゃんを迎える準備のひとつだったのだと思います。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。

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