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「運動後はプロテインがいい」小6の子どもに飲ませる母→管理栄養士に報告すると…判明した“意外な落とし穴”に「知らなかった」

  • 2026.7.3
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは!管理栄養士の工藤まりえです・

息子と同じサッカースクールに通う同級生のママ・Sさんは、私がいつも練習後に補食を食べさせているのを真似してくれて、「うちも始めてみたよ!」と声をかけられました。

「運動後はプロテインがいいかと思って、菓子パンと一緒に買ってきたの」と、自信たっぷりに話してくれました。補食を取り入れようという考え方はとても良いことです。

しかし、管理栄養士の視点で見ると、その内容やタイミングには少し気になる点がありました。今回は、スポーツを頑張る子どもに本当に必要な補食の考え方と、選び方のポイントを管理栄養士の視点から解説します。

補食は「おやつ」ではなく、体を育てる食事の一部 

先日、息子と同じサッカースクールに通う小学6年生の男の子のお母さん・Sさんが、うれしそうに話しかけてくれました。

「今日はうちも、お菓子じゃなくて補食になるものを買ってきたよ!」

袋の中を見ると、菓子パンとプロテイン飲料が入っています。

「うちも補食を真似してみたの!運動後はプロテインがいいって聞いたし、菓子パンならすぐエネルギーになるでしょ?」と、普段は運動後にお菓子を食べさせていましたが、栄養面を考えて用意してきたとのこと。とても素晴らしい変化ですが、管理栄養士の私から見ると少しだけ残念なポイントも。

スポーツキッズにとっての補食は「お腹を満たすためのおやつ」ではありません。運動で使ったエネルギーを補い、傷ついた筋肉の回復を助け、成長期の体づくりにつなげるための“食事の一部”です。

そのため、「いつ、何を食べるか」がとても大切。良かれと思って選んでいたものでも、栄養のバランスが偏っていたり、大事なポイントを押さえられていなかったりすると、十分な回復につながらないことがあります。

運動後に本当に必要なのは、まず「糖質」。でも選び方がも大切

運動後の子どもは、長時間走り回ってエネルギーを使い切り、筋肉にも疲労がたまっている状態です。そんな時にまず必要なのは、プロテイン(たんぱく質)よりも実は糖質の補給です。減ってしまったエネルギーを早めに補うことで、体の回復がスムーズに進み、その後の筋肉の修復も効率よく行われます。

そのため、「運動後だからプロテインだけ飲ませれば安心」と考えるのは少しもったいないのです。たんぱく質ももちろん大切ですが、糖質も一緒に摂ることで、補食としての効果がより高まります。

ただし、ここで意外な落とし穴があります。

練習や試合の直後は、子ども自身が疲れ切ってしまい、食欲が落ちていることが少なくありません。大人でも、炎天下で一日中動き回ったあと、「疲れすぎて何も食べたくない」と感じることがありますよね。それと同じです。

そんなタイミングで、メロンパンのような甘くて重い菓子パンや、焼きそばパンのようにボリュームのあるパンを渡しても、「いらない」「食べられない」と残してしまうことも珍しくありません。

補食は、栄養価が高くても食べてもらえなければ意味がありません。運動直後は、消化の負担が少なく、食べやすいものを選ぶことも大切なポイントです。ママ友に伝えたところ、「知らなかった…」と驚いた表情を見せていました。

コンビニでもOK!食べやすさを優先した補食がおすすめ

運動直後の補食は、「栄養価」だけでなく、夏は特に「食べやすさ」も重要です。

おすすめは、小さめのおにぎりやバナナ、カステラ、ゼリー飲料など、糖質を手軽に補給できるもの。疲れて食欲がないときでも口にしやすく、エネルギー補給に役立ちます。

例えば、おにぎり+牛乳バナナ+飲むヨーグルトカステラ+牛乳などは、コンビニでも簡単にそろえられるおすすめの組み合わせです。

また、夏場は汗とともに水分や電解質も失われます。運動中は水分補給をしっかり行い、汗を大量にかいた日はスポーツドリンクを上手に活用するのもよいでしょう。

補食は、「プロテインを飲ませれば安心」「菓子パンならエネルギーになるから大丈夫」というものではありません。その日の運動量や子どもの食欲に合わせて、「今、この子が食べられるもの」を選ぶことが何より大切です。

夏は練習や試合が続き、体への負担も大きくなる季節。毎日の補食を少し工夫することが、翌日のコンディションや、成長期の体づくりにつながります。

「何を食べさせよう?」と迷ったら、まずは食べやすい糖質をしっかり、そのあとにたんぱく質をプラス。この基本をぜひ覚えておいてください。


監修者:工藤まりえ

大学にて栄養学と分析化学を専門とし、管理栄養士免許を取得。卒業後は都内飲食系会社にてフードコーディネーターとして勤務。また、管理栄養士としてはスポーツジムに通う方を対象に、体質改善・ダイエットのための栄養指導を実施。短期的な痩身だけではなく、健康的で太りにくい体質への改善を目指した、専門的かつ行動に移しやすいアドバイスを毎月100名程に対して行っている。

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