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出産後、『18歳満期・満期金300万』の学資保険に加入→「これで大学費は安心」のはずが…40代母を襲った“思わぬ落とし穴”

  • 2026.7.11
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。金融機関勤務のおがわ163です。20年間、金融機関の窓口で資産運用や家計相談に携わってきた経験をもとに、お金にまつわるリアルなエピソードをお届けしています。

「18歳満期の学資保険だから、大学入学の費用は安心」そう思っていたのに、実際には満期金の受け取りが入学後になってしまった──そんな話を窓口でお聞きしました。今回は、学資保険の満期日の思わぬ落とし穴に直面した40代女性Aさんのエピソードをご紹介します。

「18歳満期だから、大学入学に間に合うはず!」

子どもが生まれてすぐに学資保険に加入した40代のAさん。満期金は300万円で、「18歳満期」を選んでいました。

「18歳満期にしておけば、大学入学のタイミングでちゃんと受け取れる。受験費用や入学金に使えるから安心」とAさんは考えていま

した。
ところが、子どもが高校3年生になり大学受験が本格化したころ、Aさんは学資保険の満期日を改めて確認して驚きました。

「満期金の受け取りが、入学した後になってしまう…!」

Aさんの子どもは10月生まれ。学資保険の契約日との関係で、満期日が高校卒業後の初夏に設定されていたのです。

「受験料も入学金も、年明けから春先にかけて支払わないといけないのに、満期金を受け取れるのはそのあと。これでは肝心なときに使えない」とAさん。慌てて保険会社に相談しましたが、満期日を早めることはできないと説明されました。

不安を感じたAさんはFPにも相談しようと、銀行の窓口を訪れました。担当者との会話の中で、Aさんは学資保険の満期日の仕組みを初めて正確に理解しました。

「学資保険の満期金を受け取れるタイミングは保険会社や商品によって異なりますが、一部の商品では、 お子さんが満期の年齢になった後、初めて迎える契約日の前日以降となる仕組みになっているケースがあるんです」と担当者。

つまり子どもの誕生日と契約日の関係によっては、18歳満期でも受け取りが大学入学後になってしまうことがあるのです。特に秋以降に生まれた子どもや早生まれの子どもは、このケースに当てはまりやすくなります。

「もし『17歳満期』を選んでいれば、高校3年生のうちに満期金を受け取れて、受験費用や入学金に充てられたんですね」とAさん。「18歳満期という名前だけで安心してしまっていました」と肩を落としていました。

結局Aさんは、受験費用や入学金を預貯金から一時的に立て替え、後から満期金を受け取ることで対応することにしました。
「これから加入する方には、同じ思いをしてほしくないですね」とAさんは話してくれました。

学資保険は「いつ受け取れるか」を必ず確認することが大切

では、同じ状況を防ぐためにはどうすればよいのでしょうか。
学資保険に加入している方、これから加入を検討する方は、以下の点を確認しておくことをおすすめします。

  • 学資保険の満期金を受け取れるのは、原則として満期年齢の誕生日の後、初めて迎える契約日の前日以降となる
  • そのため「18歳満期」でも、子どもの誕生日と契約日の関係によっては、受け取りが大学入学後になる場合がある
  • 秋以降生まれや早生まれの子どもの場合は特に注意が必要で、確実に受験期に間に合わせたいなら「17歳満期」を選ぶことも検討する
  • すでに加入している場合、満期日は原則として変更できないため、自分の子どもの満期日が実際にいつになるかを早めに確認しておきましょう
  • 満期金の受け取りが受験期に間に合わない場合に備えて、受験料・入学金などの立替資金を預貯金などで別途準備しておく
  • もし預貯金での立て替えが難しい場合は、保険を解約せずに「契約者貸付制度(解約返戻金の範囲内で保険会社からお金を借りる制度)」を利用して一時的な資金を確保し、満期金で相殺するという選択肢もある(※ただし、契約者貸付には所定の利息(金利)がかかるため、満期金で相殺する際に受け取れる総額が少し目減りしてしまう点には注意が必要)
  • 加入前には「いくら受け取れるか」だけでなく「いつ受け取れるか」を必ず確認することが重要

「満期の名前」だけで判断せず、実際にお金が必要な時期に受け取れるかを確認することが大切です。特に近年はインターネットで手軽に保険を申し込めるようになりましたが、対面と違って受取時期などの条件を自分で確認する必要があります。加入を検討する際は、実際にお金が必要になる時期と受取時期が合っているか、事前にしっかり確認することをおすすめします。教育費の準備についてお悩みの方は、ぜひ早めに窓口へご相談ください。


参考:
こども保険(公益財団法人 生命保険文化センター)

執筆:おがわ163
金融機関勤務(勤続20年)。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。窓口業務・資産運用相談の現場経験をもとに、生活に役立つお金の知識をわかりやすくお届けしています。

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