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彼の誕生日プレゼント候補リスト、なぜか私が選んだ品だけが灰色に変わっていく日々

  • 2026.6.14
ハウコレ

スマホに、共有リストの更新通知が届きました。彼の誕生日プレゼントを選ぶために、二人で使い始めたアプリです。何気なく開いてみると、私が候補に入れた品だけが、なぜか灰色に沈んでいました。

灰色に変わった、私の選んだ品

彼の誕生日が近づき、何を贈ろうかと迷っていました。一人で抱え込むより二人で相談して決めたくて、買い物の候補を書き込める共有アプリを使うことにしたのです。マグカップ、革のキーケース、彼が好きそうなブランドのボールペン。普段使いできるものを、私なりに考えて並べていきました。けれど次に開いたとき、リストの様子が違いました。私が選んだ品にだけ、すべて灰色のマークがついています。確保済みを示すしるしでした。彼が一つずつ見て、わざわざ却下していったとしか思えませんでした。

問いかけても、はぐらかされて

気になって、本人に聞いてみました。「私が選んだものだけ、全部グレーになってるよね。私のセンス、そんなに微妙だった?」。彼は、「逆だよ。誕生日まで待ってて」とだけ答えました。逆とはどういう意味なのか、待てば何かわかるのか。納得できないまま、私はその話題を切り上げるしかありませんでした。

当日、差し出された紙袋

誕生日当日、私は別に用意したセーターを渡しました。すると彼は照れた顔で、足元から紙袋を取り出したのです。「これ、受け取ってほしいんだ」。今日は私が贈る側なのに、と戸惑いながら受け取りました。中をのぞいて、思わず彼の顔を見返しました。あのマグカップも、革のキーケースも、私が候補に並べた品が、そのまま入っていたのです。灰色のマークは、いらないという意味ではなかったのだと、ようやくわかりました。

そして...

それでも、一つだけ引っかかっていることがあります。だったらどうして、あのとき何も教えてくれなかったのだろう。灰色のマークを見るたびに、私は自分の趣味を否定された気がして、こっそり落ち込んでいたのです。彼の気持ちは、たぶんあたたかいものでした。でも、サプライズのために黙っていた数日間、私がどんな思いでいたかは、きっと知らないままなのだと思います。今度は私から、あのもやもやを正直に話してみるつもりです。二人で選ぶ意味を、もう一度ちゃんと伝えたいから。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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