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「匂いは絶対にこのままで…」亡き母が38年前にプレゼントしてくれた“ボロボロのぬいぐるみ”を大手術

  • 2026.6.12
探偵!ナイトスクープ
ABEMA TIMES

『探偵!ナイトスクープ』(テレビ朝日系)が6月5日に放送され、亡き母がプレゼントしてくれた“ボロボロのぬいぐるみ”を、匂いを残したまま蘇らせる様子が描かれた。

【映像】元気だった頃のぬいぐるみの姿(複数カット)

視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追求する同番組。今回の「亡き母がくれたぬいぐるみを蘇らせて」は、大阪府の女性(38)から寄せられた次のような依頼だ。

『私には、昔からとても大切にしているぬいぐるみがあります。その名もウサギのうーちゃん。私が生まれた時、今は亡き母がプレゼントしてくれました。赤ちゃんの頃から毎日一緒に寝て、修学旅行にも新婚旅行にも、闘病中の手術室にも、どんな時もうーちゃんはそばにいてくれました。そんなうーちゃんは年々くたびれ、見た目が変わり、今ではうさぎと判別がつかなくなってしまい、初めて見た人はみんな驚くほどの姿になってしまいました。中には気色悪いという人さえいます。この可愛さが伝わらないのが悔しい。こんなに可愛いのに。そこで探偵さん、お願いです。ウサギのうーちゃんを元気だった頃の姿に蘇らせていただけませんか。無理ばかりで申し訳ありませんが、うーちゃんの匂いは絶対にこのままでお願いいたします。』

この依頼を受け、松井ケムリ探偵が調査を開始した。依頼者が大切にしているという「うさぎのうーちゃん」は、首が伸びきり、目や鼻の位置も歪んで内臓の綿が透けて見えるなど、もはやウサギとは判別できない状態になっていた。依頼者はこれをアイマスクのように顔に乗せて寝ているといい、「香水みたいな匂い」と語るが、ケムリ探偵は「押し入れの隅っこの匂いがする」と独特の香りに戸惑いを見せる。

実は、依頼者が3歳だった頃に亡くなった母親から「寂しくないように、元気に生きてね。この子(うさぎ)も大事にしてね」と託された大切な形見だった。母を思い出すその大切な匂いを消さないため、「洗濯」は一切せず、日光浴だけをさせて長年大切に扱ってきたという。

今回は、完全に新品に戻すのではなく、「38年間の歴史を残した」理想のうーちゃんの姿を描いたモンタージュ写真を作成し、プロのぬいぐるみ作家に修復を依頼。しかし、「匂いは絶対に変えたくない」という譲れない条件のもと、使える元の生地が圧倒的に足りないという超難題に挑むことになった。

歴史を残すため、依頼者が過去に自身で修復したというツギハギ部分も活かしつつ、生地の都合で少しサイズを小さくするという妥協案で作業を進めることに。長年の伴侶であるうーちゃんが解体されていく作業を見守る依頼者は不安そうな表情を浮かべていたが、数時間に及ぶ大手術の末、ついに“新生うーちゃん”が完成した。

少し小さくなったものの、手足や耳がしっかり付き、ツギハギの歴史も残された見事な仕上がりに依頼者は大感動。最も心配だった「匂い」も当時のままで、触り心地も変わらないうーちゃんを再び顔に乗せ、「おやすみなさい」と至福の表情を浮かべた。

VTRを見届けたこの日の特命局長・是枝裕和監督は、「いい話でしたね」と深く感動しつつも、「どこかで『こんなのうーちゃんじゃない!』って(依頼者が怒る展開を)期待したんですけど(笑)」とコメントした。

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