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「駆け込みで観た」「全人類に観てほしい」ネトフリ“配信終了”の『大人気アニメ』5年経っても「全てが完璧」続く“絶賛”

  • 2026.6.30
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※Google Geminiにて作成(イメージ)

映画の中には、公開から時間が経ってもなお、観た人の心にまっすぐ残り続ける作品があります。今回は「称賛相次ぐネトフリ配信中アニメ」をテーマに、5作品をセレクトしました。

本記事ではその第1弾として、アニメ映画『アイの歌声を聴かせて』をご紹介します。AIの少女・シオンが歌声で人の心を動かしていく本作の魅力とは――。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

ある日、景部高等学校に、シオン(CV:土屋太鳳)という一人の少女が転入してきます。抜群の運動神経と、誰にでも明るく接する天真爛漫な性格で、彼女はたちまち学校中の人気者に。けれど、そんなシオンには、ある秘密がありました――その正体は、まだ試験中のAIだったのです。

シオンが心を向けたのは、教室でいつも一人きりで過ごしているサトミ(CV:福原遥)という少女でした。ある日、シオンは突然サトミの前で歌い出し、風変わりなやり方で彼女を“幸せ”にしようと動きはじめます。

やがて、シオンの正体がAIであることに気づいてしまうサトミ。そのほか機械いじりに目がない幼なじみのトウマ(CV:工藤阿須加)、学校一の人気を誇るイケメン男子ゴッちゃん(CV:興津和幸)、負けん気の強いアヤ(CV:小松未可子)、そして柔道に打ち込むサンダー(CV:日野聡)は、一筋縄ではいかないシオンの言動に振り回されながらも、その一途で健気な姿と歌声に、いつしか心を揺さぶられていきます。

ところが、サトミを想うあまりにシオンがとったある行動が、やがて誰も予想しなかった大きな騒動へと発展することに――。 

少しだけ抜けたところのあるAIと、彼女を取り巻く高校生たち。彼らが織りなす、心温まる青春物語です。

豪華キャストが命を吹き込んだオリジナルアニメ 

『アイの歌声を聴かせて』が劇場公開されたのは、2021年10月29日のこと。本作は、吉浦康裕さんが原作・脚本・監督を手がけたオリジナルのアニメーション映画です。共同脚本には大河内一楼さんが名を連ね、キャラクター原案を紀伊カンナさん、アニメーション制作をJ.C.STAFF、配給を松竹が担いました。上映時間は約108分。決して長くはないこの一作のなかに、AIと人とが織りなす物語が、ぎゅっと詰め込まれています。 

『アイの歌声を聴かせて』は、“ポンコツAIの青春劇”という一言だけでは語り尽くせない作品です。その奥行きを支えているのが、豪華なキャスト陣でしょう。

主人公の一人であるAIの少女・シオンを演じたのは、土屋太鳳さん。ミュージカルのように突然歌い出すという、なんとも一風変わったキャラクターに、土屋さんは声と歌声の両面から命を吹き込みました。そして、本心を見せるのが苦手な女子高生・サトミ役には福原遥さん、その幼なじみのトウマ役には工藤阿須加さん、サトミの母・美津子役には大原さやかさんと、実力派が顔をそろえ、個性豊かな登場人物を生き生きと演じています。

歌い、揺れ、心を通わせていくキャラクターたちの姿に引き込まれるうちに、いつしか彼らの行く末が気になって仕方なくなる――そんな求心力こそが、本作の大きな魅力なのかもしれません。 

「感情」を持たないAIが人を泣かせる!?― シンプルさゆえに刺さる感動作

“幸せ”という言葉の意味すら知らないAIが、それでも誰かを笑顔にしようと奮闘する――。その構図はとてもシンプルです。けれど、シンプルだからこそ、その感動はストレートに観客の心に届きました。

シオンは、ことあるごとにミュージカルのように歌い出します。彼女にとって歌うことは、誰かを幸せにすること。そんなひたむきさに触れるうち、はじめは戸惑っていたクラスメイトたちも、いつしかその歌声に心をほどいていきます。AIが日常のすぐそばにある今だからこそ、「感情を持たないAIの存在は人の心を動かすことができるのか」という問いが、いっそう深く胸に響きます。

実際、気づけば涙が頬を伝っていた――そんな体験を語る人は少なくないようです。「シオンの一途な想いに感動」「笑って泣ける神アニメ」「何度観ても泣ける」「劇場で50回は観た」――。SF設定の物語のはずなのに、刺さるのはどこまでも普遍的な感情です。「AIシオンの愛に涙がでた」「胸アツ展開すぎる」「最高の青春SF」「劇場で観られて本当に良かった」などなど。一言では言い表しにくい感動が、観客の心に届いたことが伝わってきます。

その感動を物語の芯から支えているのが、音楽です。高橋諒さんが劇伴と劇中歌の両方を手がけ、サウンドトラックには主題歌を含む劇中歌5曲が収められています。このうち4曲を歌うのが、シオン役の土屋太鳳さん。『You've Got Friends 〜あなたには友達がいる〜』をはじめ、『ユー・ニード・ア・フレンド 〜あなたには友達が要る〜』『Umbrella』といった楽曲が、物語の山場を支えています。さらに、劇中の挿入歌『フィール ザ ムーンライト 〜愛の歌声を聴かせて〜』を咲妃みゆさんが歌唱。作品のなかに流れる音楽は、それ自体がひとつの世界として息づいています。

土屋太鳳の歌唱力、ハンパない」「声も音楽も全てが完璧すぎる」「音楽が心に響く珠玉の名作」といったコメントがあるように、本作にとって音楽は、物語を彩る飾りではなく、感動そのものでした。歌声が物語と溶け合うその瞬間にこそ、『アイの歌声を聴かせて』という作品の真価が宿っています。

小説・漫画へ広がった『アイうた』の世界 

映画館のスクリーンで描かれた物語は、それだけで終わりませんでした。『アイの歌声を聴かせて』は、小説やコミックへとメディアミックスを展開。 

まず届けられたのは、公式ノベライズです。著者は乙野四方字さん。吉浦康裕さん原作の映画を書き下ろした小説版は、劇場公開の約2週間前にあたる2021年10月15日、講談社タイガから刊行されました。映画と小説をほぼ同じ時期に手に取れたことで、作品世界はいっそう奥行きを増したといいます。

活字だけではありません。公式ノベライズに続くように2021年10月21日には、コミカライズの第1巻が登場します。手がけたのは前田めぐむさん。月刊アフタヌーンで連載されたこの漫画版は、講談社・アフタヌーンKCから全3巻が刊行され、完結を迎えました。

読者からは「小説版は映画の答え合わせができる」「小説版ならではの描写があって最高」「映画の感動が甦る」「漫画版は映画や小説とは違う、新鮮な驚きがあった」「映画にない場面が漫画で補完されてて嬉しい」といったコメントが多数寄せられています。

映画、小説、漫画という三つのメディアそれぞれで愛されてきたところに、『アイの歌声を聴かせて』の人気の高さがうかがえます。 

「全人類観て!」――ファンの熱が止まらない不朽の一作

熱量の高いファンの声に支えられてきた本作ですが、その魅力はファンの間だけにとどまりません。2022年の第45回日本アカデミー賞で、『アイの歌声を聴かせて』は優秀アニメーション作品賞を受賞。SNSには「受賞おめでとう!」「最高に嬉しい」「初めて観たときからずっと大ファン」「秒で泣く名作」「駆け込みで観た」「全人類に観てほしい」といった声があふれました。

残念なことに、本作『アイの歌声を聴かせて』のNetflix配信は、2026年6月28日をもって終了。2023年6月29日に始まり、約3年にわたって多くの視聴者に届けられてきた作品だけに、名残惜しさがこみ上げます。

とはいえ、これだけ多くの人の心を動かしてきた作品ですから、いつかまたNetflixで復活する日が来るかもしれません。 その日を楽しみに待ちたいと思います。  


※記事は執筆時点の情報です

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