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防御率1点台で"トレード候補"に挙がった男が初黒星——延長11回に決勝弾を浴びた松井裕樹の現実

  • 2026.6.12

サンディエゴ・パドレスの松井裕樹が6月9日(現地時間)のシンシナティ・レッズ戦で今季初黒星を喫した。延長11回、3対3の同点場面で登板した松井は、レッズのルーキー、サル・スチュワートに決勝2ランを浴び、チームは5対3で敗戦。パドレスは直近15試合で12敗目となり、5月23日以来、連勝から遠ざかったままである。

スチュワートが仕留めた"あの一球"

『AP通信』の報道によると、松井は11回表に先頭打者JJ・ブレデイをライトフライに打ち取ったものの、タイブレークで二塁にいた走者ブレイク・ダンを三塁に進めてしまった。続くスチュワートがスプリットをセンターへ運び、今季13号となる2ランホームラン。松井は今季初の黒星(0勝1敗)を喫した。同メディアは、スチュワートがベースを一周しながら喜びを爆発させたと伝えている。

防御率1.45が呼び込んだ「トレード最有力候補」の皮肉

『MLB.com』は試合直前、松井を2026年トレードデッドラインにおけるパドレスの「最も明確なトレード候補」と名指しで報じていた。同メディアによると、松井は今季最初の12登板で防御率1.45という卓越した成績を残しており、ブルペンに余剰戦力を抱えるパドレスが放出に動けば他球団が獲得に動く可能性は十分あるとの見方を示していた。好成績ゆえにトレードの最有力候補と評されながら、援護のない延長戦で今季初黒星を喫した。パドレスが抱える打線の問題が、松井の初黒星という形で改めて浮き彫りになった。

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