1. トップ
  2. エピソード
  3. 「お宅の犬がうるさいのよ!」ペット可物件なのに苦情を言う住民→暴走した先に待っていた結末

「お宅の犬がうるさいのよ!」ペット可物件なのに苦情を言う住民→暴走した先に待っていた結末

  • 2026.6.13

ペット可なのに繰り返されるインターホン

念願のペット可マンションを買い、柴犬と暮らし始めた。

床には防音マットを敷き詰め、無駄吠えのしつけにも気を配った。

規約も読み込み、近隣に迷惑をかけないようにしていたつもりだった。

それなのに、入居して間もなく隣の年配の女性が訪ねてくるようになった。チャイムが何度も鳴る。ドアを開けると、開口一番これだった。

「お宅の犬がうるさいのよ!」

「すみません、マットは敷いているのですが」

「さっき一瞬、キャンと鳴いただろう。あれが頭に響くの」

ここはペット可の物件だ。承知で買ったはずの人が、なぜここまで犬を嫌うのか分からなかった。

とにかく謝り、もっと気を配ると約束した。それでも苦情は止まらなかった。

ベランダ越しに覗き込んでくる視線

背筋が冷えた休日があった。ベランダで洗濯物を干していると、隣から刺すような視線を感じた。

振り向くと、女性が身を乗り出して、我が家のリビングの窓の中をじっと覗き込んでいたのだ。

目が合っても、女性は逃げも隠れもしない。監視はそれからエスカレートした。

犬を連れて散歩に出ようとエレベーターを待つと、わざわざドアを開けて出てくる。

「今、何時だと思っているの」

「まだ朝の八時ですよ」

「犬の気配だけで不愉快なのよ」

「あんたの犬がいるだけで、この階の空気が汚れるの」

廊下を歩くだけで睨まれた。管理会社に相談すると、担当者が声を落とした。

「あの方、もともと大の犬嫌いだそうで。お宅を目の敵にしているようなんです」

高い買い物をしたのに、一挙手一投足を見張られる毎日だった。

暴走したクレームが招いた孤立

だが、女性の過剰な行動は我が家だけに向いていたわけではなかった。

その矛先は次第に、ほかの住人へも広がっていった。

「あなたの足音もうるさい」「廊下を走る子供を何とかして」

気づけば女性は、マンション内のあちこちに同じような苦情をまき散らしていた。さらに管理会社、果ては自治会にまで連日のクレームが及び、トラブルは一気に深刻化した。

「うちにも毎日のように電話が来て、参っているんです」

同じ階の住人が、エレベーターでそう打ち明けてきた。

誰もが女性を持て余していた。見かねたのは、女性のご家族だった。息子さんらしき男性が管理会社との話し合いに加わり、頭を下げて回っていた。

「母も一人暮らしで気が立っていて。これからは私たちと一緒に暮らすことにしました」

その挨拶のあと、女性は家族と同居するために引っ越していった。退去の朝、すれ違った女性は、もう私を睨まなかった。

その後は嘘のように静かになった。誰に監視されることもない。今は愛犬とベランダで日向ぼっこをしながら、穏やかな日々を過ごしている。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる