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「俺の勝手だろ!」大声の電話を注意しても逆ギレする隣人。だが、上の階の強面住人の一喝で状況が一変

  • 2026.6.13

毎晩ベランダから響く大声の電話

夜になると、隣の部屋のベランダから男の声が響いてくる。それも、ひそひそ話なんかじゃない。仕切り板一枚を挟んだ向こうで、大声で電話をしているのだ。

「だからそれは違うって何回言わせんだよ!」

時間は午前零時を回っている。窓を閉めても、低くて太い声は隙間から染み込んでくる。

最初の頃は我慢していた。でも、それが毎晩となると、さすがにこちらの神経が削られていく。

「ねえ、また始まったよ」

同居している妹も、うんざりした顔。

私たちは管理会社に相談することにした。担当者はすぐに隣へ注意をしてくれたらしい。けれど、状況は何も変わらなかった。

「俺の勝手だろ!」と開き直る隣人

注意された後、隣の男はむしろ態度を硬化させた。

管理会社の人がやんわり伝えても、聞こえよがしに吐き捨てる声がベランダから漏れてくる。

「自分の部屋で電話して何が悪いんだよ」

「俺の勝手だろ!」

その開き直りに、私はもう何も言えなくなってしまった。

直接ベランダ越しに抗議する勇気もない。逆上されて、後で何をされるか分からないからだ。

エレベーターで一緒になることを考えるだけで、背筋が冷たくなった。

「もう、引っ越すしかないのかな」

「私たちが出ていくの、絶対おかしいでしょ」

妹がそう言い返した夜も、隣の男は変わらず大声で電話を続けていた。

私たちはただ布団をかぶって、声が止むのを待つことしかできなかった。誰かが何とかしてくれるわけでもない。そう、半ば諦めかけていた。

上階から降ってきたドスの利いた怒声

その日も、男はいつものようにベランダで電話を始めた。

「だからさあ、お前が悪いんだろ!」

声が一段と大きくなった、まさにその瞬間だった。

すぐ上の階のベランダから、地を這うような低い怒鳴り声が降ってきた。

「おい、夜中にうるせえんだよ!」

ビリッと空気が震えた。実は上の階に住んでいるのは、見た目はかなりの強面で、すれ違うと少し身構えてしまうような男性だった。

けれど、エレベーターでは必ず先に降ろしてくれる、本当は優しい人だということを私は知っていた。その人の、本気の怒声だった。

「……っ、す、すみません」

あれだけ開き直っていた隣の男が、見たこともないほど慌てて電話を切る気配がした。

それきり、ベランダから声は聞こえなくなった。次の日も、その次の日も、隣の大声電話はぴたりと止んだ。静かな夜が戻ってきた。私と妹は顔を見合わせ、思わず吹き出してしまった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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