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「うちが何かルールを破ってる?」なぜか、捨てたはずのゴミ袋の位置が変わってる→母が監視して見てしまった犯人の正体

  • 2026.6.11
「うちが何かルールを破ってる?」なぜか、捨てたはずのゴミ袋の位置が変わってる→母が監視して見てしまった犯人の正体

うちのゴミだけが移動している

団地のゴミステーションに家庭ゴミを出すと、なぜか毎回うちの袋だけが別の場所へ動かされていた。

回収日の朝、所定の囲いの中にきちんと出したはずなのに、夕方には端のブロックの陰にぽつんと寄せられている。何度確かめても、移されるのは決まってうちの袋だけだった。

「出し方が悪かったのかな」

母は最初そう言って、袋の縛り方を変えてみたり、出す時間をずらしてみたりした。

それでも翌週もまた、うちの袋だけが隅へ追いやられている。

「うちが何かルールを破ってる?」

「分別は完璧だよ。出す場所だって決まり通り」

家族で何度も話し合ったが、原因がまるで見えない。誰かに嫌われているのか、それとも自分たちが気づかない失敗をしているのか。

理由が分からないまま続くこの状況に、家中がじわじわとモヤモヤを募らせていった。

動かしていた人物の正体

気になって仕方がなかった母は、ある回収日の朝、少し離れた場所からゴミステーションの様子をうかがうことにした。

しばらくすると、同じ団地に住む年配の男性が囲いに近づいてきた。そして、うちの袋だけを無造作に持ち上げ、わざわざ端のブロックの裏へ移している。

「あの人が、毎回うちのを動かしてたんだ」

その晩、母は意を決して男性の家を訪ねた。

応対に出たのは奥さんだった。母は丁寧に、しかしまっすぐに切り出した。

「うちのゴミだけ、毎回別の場所に移されているんです」

「なぜうちのゴミだけ動かすんですか?」

長く溜めてきた問いを、母は奥さんへぶつけた。

奥さんは一瞬、言葉を詰まらせた。

それから、観念したように肩を落とした。

「…うちの人が、やっていたんですね。本当に、申し訳ありません」

事情を問い詰めるまでもなく、奥さんは事実を認めた。長い間うちを悩ませていた正体が、あっけなく明らかになった瞬間だった。

玄関先で受け取った謝罪

後日、その男性が奥さんと二人で、うちの玄関先に揃って頭を下げに来た。手には菓子折りまで携えている。

「長い間、嫌な思いをさせてしまって申し訳なかった」

男性はそう言って、深く腰を折った。

隣で奥さんも一緒に頭を下げる。動かしていた理由については多くを語らなかったが、二人が並んで詫びる姿には、ごまかそうとする気配はなかった。

「わざわざありがとうございます。理由が分かって、こちらもほっとしました」

母がそう返すと、男性はもう一度頭を下げて帰っていった。長く溜め込んでいた不快感が、玄関先のこのやり取りで一気にほどけていく。

閉めた玄関の前で、母と顔を見合わせて思わず笑ってしまった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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