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「個人の栄誉は二の次だ」大谷翔平の“サイ・ヤング賞狙い”批判を地元メディアが完全論破した理由

  • 2026.6.10

大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が「サイ・ヤング賞獲得のためにチームを犠牲にしている」という批判がSNS上で広がった。これに対し、ドジャース専門の米メディア『Dodgers Way』が真っ向から反論。61イニングで自責点わずか5という圧倒的な投球内容を続けながら、打者としても高水準を維持している事実を突きつけ、この批判を「完全に死んだナラティブ」と断じた。批判の根拠とされていたのは、大谷が今季の先発ローテーションで例年より多くの登板を重ねていることだが、同メディアはその解釈を完全に否定した。

「これは単純にクレイジーだ」米メディアが絶句した二刀流の数位

米メディア『Dodgers Way』のマーク・パウエル記者は、大谷がドジャース加入以来示してきたのは「個人の栄誉は二の次だ」という姿勢に他ならないとの見方を示した。同記者は、今季の大谷はここまで先発登板数を2023年以来最多のペースで積み重ねながら、打撃面では何ひとつ犠牲にしていないとも述べている。

投手としては61イニングで自責点5・防御率0.74を記録。打者としても打率.300・長打率.521・出塁率.419(ナ・リーグトップ)を並立させている。野球データメディア『Codify Baseball』もXへの投稿で「61イニング・5自責点の投手が打率.300・出塁率.419を記録している——これは単純にクレイジーだ」と衝撃を表現した。

打撃も「ほとんどの選手ならキャリアハイ」

『Dodgers Way』によると、今季の大谷のOPS(.941)は過去3シーズン(2023年:1.066、2024年:1.036、2025年:1.014)と比べるとやや低下しているが、それは大谷自身の極めて高い基準によるものだ。「ほとんどの選手にとって、OPS.900超に出塁率.419を加えた数字はキャリアハイに相当する」と同記者は指摘する。また、ドジャースが意図的に大谷の休養を増やしているのは2年連続でワールドシリーズを戦い抜いた長期的な起用計画の一環であり、「個人タイトル狙い」とは無関係だとの見解を示した。

サイ・ヤング賞レースではクリストファー・サンチェスら、先発完投型の投手が大谷より25イニング以上多く投げており、大谷が意図的に投球数を絞っているとする見立てには客観的な根拠がないと結論づけている。

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