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【便利なはずだったのに】軽い気持ちで入った「ご近所LINE」が想像以上に地獄だった話

  • 2026.6.10

近所づきあいは、困った時に助け合えたり、ちょっとした情報交換ができたりと、うまくいけばとても心強いものです。ただ、その距離が近くなりすぎると、気を遣いすぎて疲れてしまうこともあります。今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。

画像: 【便利なはずだったのに】軽い気持ちで入った「ご近所LINE」が想像以上に地獄だった話

便利かと思ったグループLINE

引っ越したばかりの頃、同じマンションのママから「何かあった時に便利だから」と誘われ、住民有志のLINEグループに入りました。

最初は、
「今日は資源ゴミの日です」
「雨でエントランスが滑りやすくなっているので気をつけてくださいね」
というようなやりとりが中心で、平和な雰囲気でした。

しかし、ある住人の騒音トラブルの投稿を皮切りに、グループの雰囲気が少しずつ変わり始めました。

「もしかして、〇階の人?」
「ベランダに大きい植物を置いてる家?」
と、探り合いのような空気になっていったのです。

そしてそれからは、「どこの家は来客が多い」「あそこの奥さんは帰宅が遅い」といった、プライベートな噂話まで流れてくるように。

本人が知らないところで、あれこれ言われているのを見るのは、正直心地いいものではありません。
通知が鳴るたびに、「また誰かの話かな……」と気が重くなっていました。

向けられた視線

決定的だったのは、私自身のことを書かれた時です。

「ベビーカー、通路ギリギリでしたよね」

個別に送るつもりが、間違えてグループに投稿してしまったのかもしれませんが、状況からすると明らかに私のことでした。

その時間帯、帰宅時に下の子が泣き出し、私は玄関先でとても慌てていました。
急いで部屋に入ろうとベビーカーを一時停止させた場所が、我が家の専有部分からはみ出て、共用通路を少し塞ぐ形になっていたのです。

逃げ場のない空気

一時的だったにせよ、他の人がベビーカーを避けて通らなければならないような状況にしてしまったことは、もちろん私に非があります。

けれど、個別に伝えるのではなく、何十人もいるグループの中で言われると、まるでみんなの目の前で注意されたようで気まずく、正直かなり落ち込みました。

この一件で、逃げ場のない息苦しさに耐えかねた私は、「慌ただしく帰宅した際、ベビーカーが共用通路にはみ出てしまっていたかもしれません。申し訳ありませんでした」と謝罪し、グループを退会しました。

退会には少し勇気がいりましたが、それまでの重い空気が嘘のように、不思議と心が軽くなったので、後悔はしていません。

近すぎない距離感で

ご近所付き合いは大切です。
しかし、息苦しいほど四六時中つながっていることが、快適な暮らしにつながるとは思えませんでした。

いつでも、誰とでもつながれる時代だからこそ、あえて距離を置く勇気も必要なのではないでしょうか。

今は、顔を合わせた時に笑顔で挨拶を交わすくらいの距離感が、私には一番心地よく感じられます。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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