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彼の予約履歴から、初デートのお店だけが消えていました。直接は聞けないまま記念日を迎えるまでの2週間

  • 2026.6.9
ハウコレ

来月の予定を確かめようと、共有のカレンダーアプリを開きました。数日前にはたしかにあった、初デートのお店の予約。それが今は、どこにも見当たらなくなっていたのです。

あったはずの予約が消えていて

共有のカレンダーアプリは、付き合い始めて1か月くらいで一緒に使うようになりました。お互いの予定がわかった方が会う日を決めやすいし、彼の方から「これ便利だよ」と提案してくれたものです。 数日前、来月の予定をなんとなく眺めていたとき、初デートで行ったあのお店の予約が、記念日に近い日付に入っているのに気づきました。彼からは何も聞いていなかったので、そのうち話してくれるのだろうと思っていたのです。

ところが、もう一度開いてみると、その予約だけがきれいに消えていました。何度更新しても出てきません。あったはずの予定が、彼の手で消されたとしか思えませんでした。

「予約って消すことある?」と聞いてみた

その日の通話で、私はできるだけ何気ない口調で切り出しました。「予約とか消したりすることって、ある?」 彼は少し間を置いて、「うん、たまにあるよ。なんで?」と返してきました。声のトーンは普段と変わりません。でも「なんで?」と聞き返されたとき、私は理由を用意していなかったことに気づきました。 「ううん、なんでもない。ちょっと気になっただけ」とごまかして話題を変えました。聞きたいことが、画面に映る自分の名前の隣で行き場をなくしていったのです。

「あの店に行こうか」と彼から言われて

それから1週間ほど経った頃、彼から「今度の記念日、あの店に行こうか」とメッセージが届きました。 「あの店」というのが、初デートで行ったレストランのことだとは、すぐにわかりました。半年前と同じ場所で記念日を過ごす。それだけ聞けば、嬉しい提案のはずです。 それなのに、私は返信を打ち直していました。「うん、楽しみ」と送りながら、頭の中ではあの消えた予約のことが、何度も浮かんでいたのです。あなたにとって、あの店はどんな意味を持っているのだろう。

そして...

記念日の前日になっても、私は彼に直接聞けませんでした。聞いてしまえば、彼を信じていないみたいに思われるかもしれない。何より、答えを聞くのが少し怖かったのだと思います。 予約を消したことには、きっと何かの理由があるのでしょう。でも、それが何なのか、わからないまま当日を迎えることになりました。 あの店に向かう道で、彼は普段より少しだけ言葉が少なめでした。私の知らないところで、何かが進んでいる気がしてなりません。

(30代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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