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墓じまいの費用に「継いだ人が払え!」拒絶する三男の嫁。次男「俺にはもう」親族トラブルの『リアルな結末』

  • 2026.6.5

私の父から聞いた、現代ならではの親族トラブルのお話です。愛媛の実家のお墓を守っていた長男が他界。長男の妻から「墓じまい」の相談を受けた次男の父は、三男一家に「費用を3家庭で分担しよう」と提案しました。しかし、三男の嫁の“ある暴言”をきっかけに事態は泥沼化! お墓という拠り所を巡り、親族の縁の脆さが浮き彫りになった切ない実話をご紹介します。

画像: ftnews.jp
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長男の逝去と、突然の「墓じまい」相談

私の父(70代)は、愛媛県出身の3人兄弟の次男です。若い頃から大阪に出て生活基盤を築いていましたが、愛媛に残った長男と三男とは、それなりに良好な関係を保っていました。

実家のお墓は、地元に残った長男が今まで面倒を見てくれていました。しかし3年前、その長男が他界。残された長男のお嫁さんから、父のもとに切実な相談が寄せられました。

「私一人ではこの先お墓の維持管理が難しいため、思い切って墓じまいをさせてほしい」

遠方に住んでいる父も、お墓の面倒は見ることはできず、彼女にだけ負担を強いるわけにはいかないと深く理解し、その提案に賛同しました。

「3家庭で分担しよう」父の提案に対する義妹の冷酷な言葉

墓じまいには、離壇料や墓石の撤去などそれなりの費用がかかります。父は、同じく愛媛に住む三男に連絡を取り、「長男の奥さんだけに負担をかけるのは申し訳ない。墓を見れないなら3家庭で、費用を按分して出し合おう」と提案しました。

ところが、それに猛反対したのが「三男の嫁」でした。

彼女は父に対し、「長男さんが家を継いだのだから、そっちが全額出すのが筋でしょう! うちには関係ないし、費用も出さない。今後お墓の面倒も見たくありません!」と冷酷に言い放ったのです。

親の遺骨が眠るお墓のことなのに、義務やお金の話になった途端に掌を返すような義妹の言い分に、父は呆れて言葉を失いました。

激怒する三男、身内で起きた離婚騒動

この暴言に一番ショックを受け、激怒したのは他でもない三男本人でした。

「俺の親の墓や兄嫁に対して、なんて自己中心的な言い草だ!」と三男は嫁を激しく非難。夫婦間で「離婚する、しない」の大喧嘩にまで発展してしまったのです。

結局、三男の子供たち(父にとっての甥や姪)が間に入って必死に仲裁し、なんとか離婚は免れたようですが、三男夫婦の間には取り返しのつかない亀裂が入ってしまいました。もちろん、父や長男のお嫁さんと三男一家との関係にも、完全に亀裂が入ってしまったのです。

失われた故郷。現代の墓じまいが残した深いしこり

結局、墓じまいの費用は三男一家には頼らず、父が多めに負担する形で長男のお嫁さんとともに無事に完遂しました。お墓が綺麗に片付いたことで、長男のお嫁さんは肩の荷が下りたとホッとしていましたが、代償はあまりにも大きなものでした。

後日、父は私にポツリとこうこぼしました。

「お墓がなくなったことよりも、兄弟で揉めて帰りにくくなってしまったことの方がきついな。俺にはもう、帰る田舎がなくなったようなもんだ……」

寂しそうに遠くを見つめる父の姿に、私も胸が締め付けられました。

「墓じまい」という現代の避けられない問題が、親族の化けの皮を剥がし、故郷との縁まで断ち切ってしまった……。お金のトラブル以上に心に深いしこりを残す、切なくも考えさせられるエピソードです。

【体験者:70代・男性・無職、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藤野ゆうこ
2度の離婚を経て、シングルマザーとして介護職の管理者を務める現役会社員。現場で触れてきた数多くの家族の人生模様や、自身の波乱万丈な実体験をベースに、読者が同じ苦労をしないための教訓を込めたコラムを執筆。現在は介護現場や周囲への取材を通じ、嫁姑・夫婦関係・ママ友など、複雑な人間関係のトラブル解決に繋がる情報を発信中。

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