1. トップ
  2. マンガ
  3. 「ぼくもう描かない」5歳息子の心を折ってしまった、母親の『良かれと思って発言』

「ぼくもう描かない」5歳息子の心を折ってしまった、母親の『良かれと思って発言』

  • 2026.6.5

これは筆者自身の体験です。5歳の息子のRとの日々の中で、私がRに対してつい口出しをしてしまい、そのことでRが傷ついた出来事です。親の言葉が子どもに与える影響を実感し、反省を経て、子どもへの接し方を見直すきっかけとなった話です。

画像: ftnews.jp
ftnews.jp

ママ、上手に描けたよ!

先日、5歳の息子のRが帰宅して嬉しそうに言いました。「ママ、見て!」と、自分で描いた絵を持ってきたのです。色とりどりのクレヨンで描かれたその絵は、まだまだお世辞にも上手とは言えませんが、彼が一生懸命に描いたことが伝わってきて、私は思わず「すごいね、上手に描けたじゃん!」と声をかけました。

つい、口出ししてしまう私

でもその次の瞬間、私はつい「でも、もうちょっとこうしたらもっと良くなるよ」とアドバイスしてしまいました。「ここの線、もっときれいに描けたんじゃない?」や「もう少し塗り方を丁寧にしてみたら?」など、細かいところにまで口を出してしまいました。Rの笑顔がだんだんと曇っていくのがわかりました。「もっと上手に描けるようにならないかな」と思う気持ちからつい口出しをしてしまったけれど、Rにとってはその瞬間、嬉しかった気持ちが消えてしまったかもしれません。

何気ない一言が、子どもの心に影響

その日の夜、寝る前にRがぽつりとつぶやきました。「ぼく絵が下手だから、もう描かない」その言葉が私の胸に響きました。ちょっとしたアドバイスだと思ったけれど、彼にはそれが「自分はダメだ」というメッセージになってしまっていたのです。自分では気づかないうちに、厳しくしてしまったことを反省しました。

子どもにとって大切なのは、まず「できたこと」を認めること

それから私は、Rが何かを成し遂げたときにはまずその「できたこと」を認めるように心がけました。「これ、よく描けたね!」「最初は難しかったけど、最後まで頑張ったね!」と、彼が自信を持てるように声をかけました。すると、Rはだんだん自信を取り戻して、以前よりも楽しそうに絵を描くようになりました。

親の言葉が子どもを育てる

子どもは親の言葉で自分の価値を感じるものです。私がそのことに気づくまで、Rに過度なプレッシャーをかけてしまっていたことを深く反省しました。子どもにとって、親の言葉はどれだけ大切かを再認識した出来事でした。そして、「できること」を認めることが、子どもの成長にとってどれほど大切かを教えてもらいました。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。

元記事で読む
の記事をもっとみる