1. トップ
  2. 婚約者の幸せのため、婚約解消を申し出たのに拒まれた!? 勘違いから始めた彼の理想の花嫁探しに奔走するも裏目に出まくる、すれ違いラブストーリー!【書評】

婚約者の幸せのため、婚約解消を申し出たのに拒まれた!? 勘違いから始めた彼の理想の花嫁探しに奔走するも裏目に出まくる、すれ違いラブストーリー!【書評】

  • 2026.6.4

【漫画】本編を読む

『『理想の花嫁を探して幸せにして差し上げます』と言ったら、そっけなかった婚約者が何故か関わってきますが、花嫁斡旋頑張ります』(雨宮皐季:漫画、西根羽南:原作/キルタイムコミュニケーション)は、結婚相手の幸せのために身を引こうとする鈍感女性を描いたラブストーリーだ。

主人公、セアラ・エリオット子爵令嬢は、10年間ギルバート・ノーマン公爵令息と婚約関係にある。しかし彼の冷たい態度や、ほかの女性と親しげにする姿を見て、「彼から愛されていない」「自分はふさわしくない」と思い、愛してはいるものの婚約解消を申し出る。ところが、この申し出はギルバートからなぜかあっさりと拒否されてしまう。そこでセアラは、ギルバートが新しい婚約者を見つけるのが難しいからだと勘違いし、彼にふさわしい「理想の花嫁」を探し始める。

セアラは本気で彼の幸せを願っているのに、その行動がことごとく裏目に出てしまう。一方のギルバートも、彼なりの理由で婚約解消を拒んでいるのだが、いかんせん言葉が足りず、不器用なためにその本意をセアラに伝えることができない。この大きく噛み合わないふたりの愛情が本作の面白さである。そしてセアラの突き抜けた行動力も見どころで、普通なら落ち込んで終わりそうな状況になっても、彼女はどこまでも前向きだ。花嫁候補を探して奔走する姿は健気でありながら、どこかズレているので思わず笑ってしまうだろう。

婚約破棄を目指しているはずなのに、なぜか以前よりも関係が深まっていく……。そんなすれ違い続けるふたりの関係はこれからどうなるのか。2026年5月14日発売の第2巻が見逃せない。

文=つぼ子

元記事で読む
の記事をもっとみる