1. トップ
  2. エピソード
  3. 「子持ちはすぐ休むから仕事を任せられない」と上司→私が休んだ日のチャットを見て涙した

「子持ちはすぐ休むから仕事を任せられない」と上司→私が休んだ日のチャットを見て涙した

  • 2026.6.3
ハウコレ

子育てと仕事の両立に必死だった私を傷つけた、上司のひとこと。けれど私が休んだ日、職場のチャットに残されていたのは思いがけない言葉でした。

ガラス越しに届いた一言

出社して給湯室へ向かう途中、会議室の扉が少しだけ開いていました。中からは課長の声が聞こえてきます。「子持ちはすぐ休むから仕事を任せられない」。耳を疑いました。確かに、息子の発熱で月に一度くらいは休むことがあります。でもその分、早朝に出勤して書類をさばき、退社前には翌日の段取りまで終えてから帰っていました。誰にも迷惑をかけたくない、その一心で神経をすり減らしていた毎日だったのです。

息子の熱で休んだ日

それから一週間ほど経った朝、息子が高熱を出しました。

朝6時、保育園と職場の両方に連絡を入れました。「申し訳ありません、息子が急に熱を出してしまって。今日はお休みをいただきます」。送信ボタンを押しながら、また「任せられない」と思われるのだろうかと不安が膨らみました。寝込む息子の額にタオルを当てた合間に、夕方になってスマホを開くと、チームのグループチャットには見たことのない長さのやりとりが並んでいたのです。

翌朝、目を赤くした課長

翌朝、出社した私を待っていたのは、明らかに目を赤くした課長でした。会議室に呼ばれ、頭を下げられたのです。「すまなかった。私の浅はかな発言で傷つけてしまって」。

私が休んだ日のチャットで、同僚たちが「これって普段、彼女がやってくれてた業務ですよね?」「私、何度助けてもらったかわからないです」と次々に書き込んでくれていたのです。課長は私の仕事の範囲の広さに、その日初めて気づいたといいます。

そして...

机に戻り、いつも通りパソコンを開きました。けれど、画面の文字がにじんで、しばらく作業に戻れませんでした。「任せられない」と思われないように、と必死だった私が、実はチームの誰よりも多くを「任されていた」のだと、気づいたからです。これからは、もう少し一人で抱え込まなくていいのだと、自分に優しくなれた朝でした。

(30代女性・営業事務)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる