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ジェイ・Zがカニエ・ウェスト、ニッキー、ドレイクらを痛烈にディスる フェスでのラップが波紋

  • 2026.6.2
Theo Wargo / Getty Images

5月30日(現地時間)の夜、アメリカ・フィラデルフィアで開催された音楽フェスティバル「ルーツ・ピクニック」にヘッドライナーとして出演したラッパーのジェイ・Zが、ステージ上でフリースタイル・ラップを披露した。その中でジェイは、カニエ・ウェスト、ニッキー・ミナージュ、ドレイクといったヒップホップ界の大物アーティストたちを名指しや暗喩で痛烈に批判した。

今年1月、ニッキーとトランプ大統領。 Win McNamee / Getty Images

ニッキー・ミナージュに対しては、彼女の夫であり過去に強姦未遂で有罪判決を受けているケネス・ペティを引き合いに出し、「子供の送り迎えすらできない」と揶揄するラップを放った。さらに、ニッキーが近年ドナルド・トランプ前大統領への支持を公言していることにも触れ、「ラッパーが俺の敵になれるわけがない。俺にはMAGA(トランプ支持の)共和党員がついている」と表現した。

自身の楽曲でジェイ・Zを挑発していたドレイクに対しては、ドレイクのアルバム『ICEMAN』がビルボードチャートで1位を獲得し、獲得数でジェイ・Zを抜いた件に言及。「チャートが間違っている」「俺は10歩先を行っている」と一蹴した上で、ドレイクが自身の楽曲の出版権を他人に握られていることや、契約上「永久に労働者」であることなど、ビジネス面での格の違いを指摘した。

かつてのジェイ・Zとカニエ。 Frank Micelotta / Getty Images

かつて共同制作者であったカニエ・ウェストへの批判は、2025年3月にカニエがジェイ・Zとビヨンセの双子の子どもたちをネット上で理不尽に中傷した件への反撃とみられている。ジェイ・Zは「俺の子どもたちは神童だ」とし、カニエについて「俺の前では縮こまる」「まだ吃音を患っている」「また落ちぶれている」などと表現した。

Kevin Mazur/MG26 / Getty Images

今回のフリースタイルでは、他にもラッパーのトリー・レーンズ、元ビジネスパートナーのデイモン・ダッシュ、ディディの性的虐待訴訟などを担当する弁護士トニー・バズビーもターゲットになったと報じられている。家族への侮辱やビジネスにおける契約問題など、長年の確執や業界内のパワーバランスが浮き彫りとなった今回のステージ。名指しされた大物アーティストたちの今後の動向を含め、ヒップホップ界の勢力図に与える影響に注目が集まる。

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