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タワマン30階超で「ドドドドドド…」購入から数ヶ月後、休日朝に異変…40代夫婦が嘆いた“想定外の事態”

  • 2026.7.4
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※ChatGPTにて作成(イメージ)

皆さま、こんにちは。現役の不動産会社社長として、日々さまざまな土地や建物のご相談に向き合っている岩井です。

住まい探しでは、静かな住環境を重視する方も多いのではないでしょうか。特にタワーマンションの高層階は、地上の車や電車の音が届きにくく、落ち着いて暮らせるイメージを持つ方も少なくありません。

ところが実際には、高層階ならではの思わぬ音に悩まされるケースもあります。内見では気付かなかった音が、住み始めてから大きなストレスになることもあるのです。

今日は、都心のタワーマンション高層階を購入した40代ご夫婦が、入居後に初めて知った“ある音”によって睡眠不足に悩まされることになったエピソードをご紹介します。

静かな暮らしを求めて購入した30階超のタワーマンション

これは知り合いの会社経営Aさんが経験したお話です。40代のAさんご夫婦は、長年住んでいたマンションから住み替えを検討していました。

「せっかく買うなら、眺望の良い高層階に住みたいよな」

そう考えたご夫婦が最終的に購入したのは、都市部にある30階超のタワーマンションでした。リビングからは市街地を一望でき、夜景も美しい物件です。内見時も非常に静かで、車の走行音や電車の音はほとんど気になりませんでした。

実際、入居後しばらくは周辺の騒音に悩まされることもなく、快適な生活が続いていたそうです。ところが数ヶ月後、ご夫婦は思いもよらない問題に直面します。

突然聞こえてくる重低音の正体

最初に異変を感じたのは休日の朝でした。遠くから何やら低い音が聞こえてきたのです。

「ドドドドドド…」

突然響いてきた重低音に「地震だ!」と驚いて飛び起きたそうです。窓を閉めていても音は完全には消えません。最初は地震や工事の音か何かだと思っていたといいます。

しかし、その音は数日後にも聞こえました。さらに翌週も同じような音が続きます。

「また聞こえてきた…」

次第にご夫婦は音の存在を意識するようになりました。音の正体を調べた結果、近隣の大規模病院へ向かうドクターヘリや、報道ヘリ、警察ヘリなどの飛行音であることが判明。

こうした運航は人命救助や災害対応、治安維持など、社会にとって重要な役割を担っています。問題はヘリの存在そのものではありません。

ご夫婦にとって想定外だったのは、高層階では地上よりも音源との距離が近く感じられ、飛行状況によっては音が想像以上に大きく聞こえる場合があることでした。特に朝は周囲が静かなため、重低音だけが目立ちやすかったそうです。

寝不足が続き、自宅でくつろげなくなった夫婦

最初は我慢できると思っていました。しかし状況は徐々に変わっていきます。

ヘリが通過するたびに目が覚めるようになったのです。もともとAさんご夫婦は一度目が覚めるとなかなか寝付けないタイプだったそうで、睡眠が中断されること自体が大きなストレスになっていました。

「今日は来るだろうか」「また起こされるのではないか」「一度目が覚めたら寝られないんだよな…」

次第に音そのものだけでなく「また聞こえるかもしれない…」という不安まで抱えるように。睡眠不足は日中にも影響し始めます。仕事中の集中力が落ち、休日も自宅でゆっくり過ごせなくなります。

奥様は耳栓やノイズキャンセリング機器を購入。寝室を別の部屋へ移すことも試しました。それでも根本的な解決には至りません。管理会社へ相談しましたが、次のような返答がありました。

「航空ルートや緊急運航に関する問題のため、マンション側で対応できる内容ではありません」

ヘリによる音は、設備の故障や管理規約違反でもないため、管理会社としても対処が難しかったのです。

購入後に知った病院とヘリポートの存在

その後、ご夫婦は周辺環境を改めて調べました。すると比較的近い場所に大規模病院やヘリポートが存在していたことが分かります。もちろん地図を見れば確認できた情報でした。

しかし内見時は眺望や室内設備ばかりに目が向いていたそうです。また、内見したのは昼間のため、朝や夜の静かな時間帯にどのような音が聞こえるのかまでは確認していませんでした。

「ヘリの音は想定外でしたよ…。車の音や電車の音ばかり気にしていましたから…。まさか空からの音がこれほど気になるとは思いませんでした」

Aさん夫婦はのちにそう振り返り、数年後、郊外の静かな町へ引っ越しました。

高層階では“空からの音”も確認しておきたい

ドクターヘリや警察ヘリなどの航空活動は、人命救助や災害対応、公共の安全を支える大切な役割を担っています。一方で、高層階の住戸では地上とは異なる音環境になることがあります。

特に次のような点は、購入前に確認しておきたいところです。

  • 近隣に大規模病院やヘリポートがないか確認する
  • 航空機やヘリコプターの飛行状況を調べる
  • 昼だけでなく朝にも現地を訪れる
  • 窓を閉めた状態で室内の音環境を確認する
  • サッシや窓の防音性能を確認する

タワーマンションは眺望や資産価値に注目が集まりやすい住まいです。一方で、高層階では地上の車や電車の音が届きにくい反面、飛行状況や立地によっては空から聞こえる音が気になる場合もあります。

ヘリの運航自体は人命救助や災害対応、治安維持など社会に不可欠なものです。だからこそ、購入前には周辺環境(大規模病院やヘリポートの有無など)やマンションの防音性能を確認し、自身のライフスタイルに合った住環境かどうかを見極めることが大切です。

住宅購入では、室内や景色だけでなく、その場所でどのような暮らしが待っているのかまで想像しておきましょう。



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


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