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解禁された“特別映像”「無料でみてごめん」「本編じゃないのにすごい」“作り込まれた”演出に映画公開前から大反響

  • 2026.6.30
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良い意味で大きく予想を裏切られた! キラキラなラブコメを全力でお届けする人たちの情熱に胸が熱くなる『ラブ≠コメディ』。中島健人が主演を務める本作は、やや軽いジャンルだと思われがちなラブコメが、実際はどのように作られているのか知ることができる“お仕事ムービー”。ラブコメは、笑って泣けて楽しませてくれる“心の栄養”のような存在だと思うが、完成するまでにはさまざまな苦労が……。その制作の裏側を見られる、必見の最新映画だ。

“お約束”を取っ払った!?“お仕事ムービー”『ラブ≠コメディ』

この映画のタイトルを最初に知った時、“愛はコメディではない”という意味だから、純愛が繰り広げられるラブストーリーを描くのかなと想像した。人気アイドルであり、俳優としても活動している中島主演の恋愛映画なのだろうと。ところが、そうではなく、ラブコメというジャンルを、ちょっと下に見ていた主人公が、改めて演技というものと真剣に向き合う、かなりグッと来る人間ドラマだった。青春恋愛モノで描かれる“お約束”を取っ払っていると感じさせる、新鮮な魅力が満載だ。

「ラブコメ一色のキャリアに、終止符を打ちたい!」人間ドラマへの出演を熱望する俳優、神崎麗司。しかし、またまた舞い込んだオファーは、世間が彼に求めるキラキラしたイメージそのままの"ラブコメ"だった。理想と現実のギャップに葛藤しながら向かった撮影現場。そこで出会った共演者の南風美里は、麗司の想像を超えていた。役のために妥協せず、不器用なほどまっすぐ突き進む彼女の姿に、麗司は苛立ちと戸惑いを感じながらも、目が離せなくなっていく。「本当の自分」を見失っていた俳優と、「本当の自分」を貫くアイドル。二人の情熱が周囲を動かし、バラバラだったキャスト・スタッフの心は次第にひとつに―。観終わったあと、誰もが笑顔で「明日も頑張ろう」と思える、最高の輝きに満ちた大人の青春物語!
出典:『ラブ≠コメディ』公式サイト

SNSには「ただの恋愛ものじゃなくて、働く全ての人が共感できるという設定が良い」「胸熱のお仕事エンタメって言うだけで絶対に泣ける気がする」「芸能界の裏側が見られたり、役者の試行錯誤が描かれるのは見応えがありそう」といった期待のコメントが上がっている。筆者は、まさに共感して泣いた1人だ。

中島健人でなければ成立しないオリジナル映画

中島の主演ドラマ『彼女はキレイだった』の紙谷楓監督。そして、同じく中島主演の『リビングの松永さん』の島本講太プロデューサー。中島と一緒に仕事をしたことがあるスタッフが携わるオリジナル映画『ラブ≠コメディ』は、“中島でなければ成立しない”という想いから作られたという。本作の主人公・神崎麗司は、アイドルで俳優というところが、中島と共通している。さらに、“王子様”のようなキャラクターであるところも同じ。なので、まるでドキュメンタリーのようにも見える。

公式YouTube内で公開されている、ドキュメンタリー風の特別映像『Episode 0』を観た人からは「世界観や完成度がすごい」「作り込み凄すぎて無料でみてごめんなさいって気持ち」「本編じゃないはずなのにすごい」と話題になっている。ただ、予告を観ると、麗司はラブコメに出演することにうんざりしていて、賞を取れるような俳優を目指し、かなりイライラしている様子。そんな中島に対して、SNSには「大きなスクリーンでキラキラな姿と毒舌王子のギャップを早く拝みたい」などのコメントも。中島に似ているようで、あくまで映画のキャラクターである麗司。劇中、そんな麗司が、少しずつ成長していく姿が綴られていく。

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麗司は、次の出演作もラブコメで、相手役がアイドルの南風美里(長濱ねる)であることに苛立つ。ところが、美里は演技に対してものすごく真摯に向き合っており、少しでも作品を良くしようと真面目に取り組んでいる。その姿勢が、余計に麗司をイラつかせるが、彼女に負けたくないという想いから、彼も真剣になっていく。2人の周囲には、視聴者を喜ばせるために、日々、さまざまな努力を積み重ねて、撮影に臨んでいるスタッフたちの姿が。美里やスタッフたちに影響された麗司も、ラブコメを馬鹿にすることは許せないという想いを強くしていく。

長濱ねるがヒロインを好演

本作は、ドラマの撮影だけではなく、番宣の裏側も描出しているのが面白い。麗司と美里が情報番組に出演し、作品の公式ポーズを披露したりするが、実は麗司は辟易している。30歳になろうというのに、なぜこんな恥ずかしいことをしなくてはいけないんだと思っている麗司。でも、ここでも美里は全力で、手を抜かずにPRに励む。美里を演じる長濱もアイドル出身で、俳優活動をしているので、リアルさがあって興味深い。長濱の出演作の中で、本作が一番だと思えるくらい、彼女の好演は素晴らしい。

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主演の中島は、麗司の赤裸々な本音を体現していて、俳優としての魅力が増していると感じる。彼は、2026年4月期のNHK“ドラマ10”『コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店』で、主人公とその兄を一人二役で快演し、話題を呼んだ。俳優業と並行して、ソロシンガーとしても活躍しているが、『ラブ≠コメディ』では主題歌・劇中歌の計3曲の作詞・作曲を担当。アーティストとしても、深く作品に関わり、その世界観を音楽の側からも支えている中島。彼の自作曲を「早く映画館の大音量で聴きたい」という声も上がっている。

観ると元気が湧いてくる作品

ストーリーも、とても面白く見応えがある『ラブ≠コメディ』。麗司と同世代の俳優で、以前は共演していた渕上颯真(塩野瑛久)が、重厚な作品に出演し、映画賞を受賞。実力派俳優として評価を高めていく颯真に、焦燥感を募らせる麗司。そんな俳優同士のライバル意識や、なぜ麗司がラブコメで、颯真が人間ドラマ系の作品なのかといった、キャスティングの裏事情まで描かれる。そこには、プロデューサーや脚本家、ベテランのドラマ監督らが関係しているが、良い作品を作りたいという想いは、みんなに共通していることが分かる。

照明スタッフや、大道具・小道具・美術の担当、衣装やメイクの担当など、1人1人が手を抜くことなく、麗司たちの撮影を支えている。みんなの気持ちが1つになる様子を描く本作を観ると、元気が湧いてくるので、ぜひおすすめしたい。

最後に、もう1つ見どころを。本作には、『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎなどの声優として有名で、NHK大河ドラマ『光る君へ』などで俳優としても活躍している三石琴乃も出演している。彼女の美声を堪能できるシーンがあるので、ぜひ見逃さないでほしい。


※制作の裏側についてはプレス資料・公式サイトより引用
出典:映画『ラブ≠コメディ』特別映像 “Episode 0” 【SUNドキュメント「スター・オブ・トップ」アイドル・俳優 神崎麗司】

『ラブ≠コメディ』2026年7月3日(金)公開
出演:中島健人、長濱ねる、板谷由夏、塩野瑛久、本多力、前野朋哉、今野浩喜、野村麻純、宮崎吐夢、磯山さやか、岩井拳士朗、信川清順、工藤美桜、今野大輝(B & ZAI)、北代祐太、アパッチ長男、菊田竜大(ハナコ)、三石琴乃、光石研、財前直見
監督:紙谷楓 脚本:大北はるか
主題歌:中島健人「Fiction Love」(Sony Music Labels Inc.)
配給:ストームレーベルズ/ライブ・ビューイング・ジャパン
公式サイト:https://movie.storm-labels.co.jp/lovenotcomedy/
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ライター:清水久美子(Kumiko Shimizu)
海外ドラマ・映画・音楽について取材・執筆。日本のドラマ・韓国ドラマも守備範囲。朝ドラは長年見続けています。声優をリスペクトしており、吹替やアニメ作品もできる限りチェック。特撮出身俳優のその後を見守り、松坂桃李さんはデビュー時に取材して以来、応援し続けています。
X:@KumikoShimizuWP

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