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「跡取りを授かったのに、なぜ今?」義実家の"終活"に傷ついた私が、数年後に気づいた『本当の理由』

  • 2026.5.27

筆者の実体験です。待望の赤ちゃんを授かった頃、義実家で突然始まった「墓じまい」と「終活」。祝福されると思っていた私は、静かに傷ついていました。でも数年後、あの行動の本当の意味に気づきます。それは、私たちに迷惑をかけまいとした、不器用で深い愛でした。

画像: ftnews.jp
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祝福されると思っていたのに

「長男の嫁」として、お腹に跡取り息子を授かったとき、私は家族みんなに喜んでもらえると思っていました。

ところがその頃、義実家で始まったのは「墓じまい」と「終活」でした。

おめでたい時期に、なぜ。
「これから新しい家族が増えていくのに、どうして今、終わりの支度を始めるんだろう……」
「この子は、必要とされていないの?」
そんな切ない戸惑いが、じわじわと胸に広がっていました。悪気がないことはわかっていましたが、素直に受け止められない自分がいました。

数年後に聞いた、ママ友たちの嘆き

あれから数年が経ち、子どもが小学校に上がる頃、ママ友たちとの会話でふと聞いた言葉が引っかかりました。

「実家がゴミ屋敷になっていて、片付けが終わらない」
「お墓をどうするかで親戚中が揉めて、もう限界」

親の「これから」に追われ、自分たちの生活まで削られていく。そんな現実を、初めてリアルに想像しました。

あのとき義両親がしていたこと

その瞬間、あの頃の義両親の行動を思い出しました。

孫が生まれるとわかったとき、義両親はきっとこう考えたのだと思います。この子に、できるだけ負担をかけないようにしよう、と。お墓のこと、家のこと、財産のこと。おめでたい空気に水を差してまで「終わり」を整えていたのは、私たちへの配慮だったのです。

不器用で深い愛だった

義両親はきっと、孫の誕生を誰よりも喜んでいました。だからこそ、その子の未来をできるだけ身軽にしてあげたかったのだと思います。

今では、すっきり整えられた義実家を訪れるたびに、あのときの義両親の覚悟を思い出し、感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:森奈津子
海外生活や離婚、社会人での大学再入学など、多彩な経歴を持つライター。現在は幼稚園教諭として保護者の悩みに寄り添うほか、日々の人付き合いの中から生まれるリアルな本音に耳を傾け、多様な価値観に触れてきた独自の視点でそれらを記事にしている。

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