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「そっちはダメ!」危険な道路から小さな命を守ろうとする我が子に、大人がハッとさせられたワケ

  • 2026.5.25

道ばたで、弱った小さな命を見つけた子どもたち。その行動を見ているうちに、大人とは違う向き合い方に気づかされました。必死に助けようとする姿に、立ち止まる大切さを感じて──。皆さんなら、どのように行動するでしょうか。今回は、筆者が子どもたちと出かけた際のエピソードをご紹介します。

画像: 「そっちはダメ!」危険な道路から小さな命を守ろうとする我が子に、大人がハッとさせられたワケ

足を止めたのは、小さな命だった

子ども2人と、友人親子で出かけたときのことです。私と友人は少し後ろを歩きながら、前を行く子どもたちの様子を見ていました。

すると、娘がふいに足を止めます。近づいてみると、足元に羽に傷がついたアゲハチョウがいました。うまく飛べないのか、歩道の真ん中でじっとしています。

助けようとする子どもたち

「ここじゃ踏まれちゃうよ」
そう言って、チョウを助けようと手を伸ばしました。

手の上にそっと乗せようとした瞬間、ふわりと飛び上がり、そのまま車道の方へ流れていきます。「危ない!」思わず声をかけ、私と友人はすぐに子どもたちの手を引き、安全な歩道の内側でストップをかけました。

目の前を車やバイクが通るたびに、子どもたちはハラハラしながら「がんばれ、がんばれ!」と小さな声でエールを送っています。大人の私たちもハラハラしながら、車が途切れる安全なタイミングをじっと見計らいました。

そして今だ、という瞬間にようやく捕まえ、まずは近くの植え込みへ移しました。

それでも諦めない姿に目が留まる

これでひと安心かと思ったのもつかの間、チョウはまたフラフラと道路の方へ向かっていきます。
「そっちはダメ!」と子どもたちは再び追いかけようとし、そのたびに私たちは慌てて止めます。

危険のない場所へ移したい気持ちは同じでも、簡単にはいきません。簡単にはいかない小さな命とのやりとりに、大人チームも知恵を絞ります。そこで、少しでも安全な場所を探そうと、公園まで遠回りすることにしました。

木陰のある場所にそっと移すと、チョウは羽をゆっくり動かしながら静かにとまっていました。
「これなら、大丈夫だね」そう言って、ようやく子どもたちのかわいい笑顔が見られたのです。

公園を後にしてからも、何度も振り返り気にかけていた姿が印象に残りました。

立ち止まる余裕を思い出す

帰り道、ふと考えました。もし大人だけだったら、ここまで何度も足を止めていただろうかと。
忙しさを理由に、そのまま通り過ぎていたかもしれません。毎日の生活や安全を必死に守っているからこそではありますが、だからこそ子どものピュアな視点にハッとさせられるのでしょう。

子どもたちは、目の前の小さな命を見過ごさず、できることを繰り返していました。
その姿に触れて、少しだけ立ち止まる余裕の大切さを思い出しました。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。

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