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義母「不妊嫁はいらない」夫「母さんの言う通りにする」私を捨てた2人が偶然の再会で凍りついたワケ

  • 2026.5.21

結婚して3年。当時の私は、夫と穏やかな毎日を送っていました。
夫はやさしくて話もおもしろく、一緒にいると自然と笑えるような人。結婚したばかりのころは、義母との関係も悪くありませんでした。
しかし、結婚生活が落ち着いてきたころから、義母の態度が少しずつ変わっていったのです。

きっかけは、子どもができなかったこと。

「いつになったら孫の顔を見せてくれるの?」
「友だちはみんな孫の話をしてるのに、私は輪に入れない」
「3年もできないなんて、何か問題があるんじゃないの?」

最初は遠回しだった嫌みも、次第に露骨になっていきました。

「嫁として失格」
「女として欠陥がある」
「こんなんじゃ息子がかわいそう」

そんな言葉を何度も浴びせられるうちに、私は精神的に追い詰められていったのです。

両親の言葉に救われた私

つらくなった私は、実家の両親に相談するようになりました。

すると両親は、「まだたった3年なんだから焦らなくていい」「子どものことは夫婦の問題であって、お義母さんが口を出すことじゃない」と、励ましてくれたのです。その言葉に、少しだけ救われた気がしました。

しかし、問題は続きます。夫は最初こそ「気にしなくていいよ」と私をかばう姿勢を見せていました。しかし時間が経つにつれ、夫自身も“子どもができないこと”に焦りを感じ始めたのか、少しずつ義母の肩を持つようになっていったのです。

夫が味方ではなくなった日

ある日、義母から強く責められたあと、私は夫に「お義母さん、私の気持ちをもう少し考えてくれないかな……」とこぼしました。

すると夫は、面倒くさそうにため息をつきながらこう言ったのです。

「母さんだって悪気があるわけじゃない」
「実際、子どもができないのは問題だろ」

その瞬間、私は胸の奥が冷えていくのを感じました。それから夫を頼ろうと思えなくなったのです。

愛情が冷めたからでしょうか、今まで素敵な人だと思っていた夫のいろいろなところが目に付くようになりました。

夫は休日になると義実家へ入り浸り、何かあるたびに義母に相談、報告。私と話し合うよりも、義母の意見を優先するように。夫が義母に異常なほど依存していることに、ようやく私は気づいたのです。

夫が義母寄りになったことで、義母もますますエスカレートし、毎日のようにわが家へ来るようになりました。

「掃除がなってない」
「料理も下手」
「家事も妊娠もできないなんて」

細かいことで文句を言われ続け、自分の家にいるはずなのに息が詰まる毎日でした。

あまりにも子どものことで責められることが続き、私はだんだんと「自分に原因があるのでは……?」と不安を抱くように。さんざん悩みましたが、原因をはっきりさせるために、不妊検査を受ける決意をしました。

不妊検査は夫婦で受けたほうがよいと聞いていたので、夫にも相談しましたが……当時の夫は「俺に原因があるわけがない」と取り合ってくれません。そこで、私はひとりで検査に臨んだのです。

突然突きつけられた離婚

検査結果を聞きに行く当日――。

私が病院へ向かう支度をしていると、義母と夫が突然深刻そうな顔で話を切り出してきたのです。

「話があるの」

義母は腕を組んだまま、冷たい声で言いました。

「子どもが望めないなら、この結婚を続ける意味はないと思うの」
「息子にはもっと若い女性とやり直してもらうわ」

さらに、「すでに知人から良い縁談の話も来ている」とまで言い出したのです。

私は夫の目を見て、「あなたも同じ考えなの?」と確認しました。すると夫は視線をそらしながら、小さな声でこう答えました。

「俺は子どもがほしい」
「母さんの言う通り、お前とは離婚したほうがいいと思う」

私はもう、何も言えませんでした。悲しいというより、急にすべてがどうでもよくなったのです。

結局その後、私は実家へ戻り、弁護士を通して離婚手続きを進めました。

不妊を理由にした人格否定や、継続的な精神的圧力についても記録を取っておいたのが幸いし、最終的には慰謝料を含めた形で離婚が成立。夫も義母も早く別れたかったようで、話し合いも慰謝料の支払いも、比較的スムーズに終わったように思います。

偶然の再会で知った衝撃の真実

離婚後しばらくして、今の夫と出会った私。穏やかで、人の気持ちをちゃんと考えられる人です。

「子どもがいてもいなくても、一緒に笑って暮らせればそれでいい」

そう言ってくれた彼と結婚し、その翌年、私は第1子を授かりました。さらに数年後には双子にも恵まれ、現在は家族5人で穏やかに暮らしています。

そんなある日のこと。家族で買い物をしていたとき、偶然、元夫と元義母に再会したのです。

ベビーカーを押していた私を見た瞬間、2人は言葉を失っていました。特に元義母は、信じられないものを見るような顔をしていたのを覚えています。

「あ、あんた、子どもが産めないんじゃ……」と震える声で言ってきた元義母に、私はあの日告げられた不妊検査の結果を伝えました。病院で聞いた検査結果は「特に問題なし」というものだったのです。

「そんな……」と小さくつぶやき、青ざめた元義母。私は事情を察した今の夫に促され、2人に背を向けました。

後日、たまたま共通の知人から、離婚後に元夫がどうなったのか聞かされました。元夫は離婚後、義母の勧めるままに例の若い女性と再婚したものの、一向に子どもができなかったことで、ようやく重い腰を上げて不妊検査を受けたのだとか。その結果、元夫のほうに妊娠しづらい要因があったそうです。

不妊はどちらが悪いという話ではありません。夫婦で向き合うべき問題です。それにもかかわらず、元夫と元義母は確認もせず、私だけを責め続けました。今となっては、親子関係はギスギスしており、再婚相手との関係もうまくいっていないそう。

一方で私は、今の家族と穏やかな毎日を過ごしています。

あのとき離婚を受け入れたことは、結果的に人生を立て直すきっかけになりました。人を傷つける言葉は、いつか必ず自分に返ってくるのだと思います。

今はただ、支えてくれる夫と子どもたちに感謝しながら、この幸せを大切にしていきたいです。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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