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ウイスキーを深く知るための ウイスキー用語辞典。今回は、「香り」について。

  • 2026.5.20

香り

香り

2026.05.20 illustration: Kenichi Watanabe text: Eri Machida

ウイスキーを愉しむにあたり大切なのは、色、香り、味。なかでも香りは個性を雄弁に語る要素であり、国産ウイスキーやスコッチにはいくつかの代表的なキーワードがある。まずは「モルティー」。これは麦芽のもろみに由来する、旨味に富んだリッチな香りのこと。次に「エステリー」とは、熟成によって生まれる甘く華やかな香りを指す。香り高く上品な印象を与える場合は「フレグラント(芳香性の)」と表現され、リンゴや西洋梨のような果実香をもてば「フルーティー(果実香のある)」と評価される。「ウッディ」は樽熟成から生まれる落ち着いた木の香り。深い森林を思わせるニュアンスで、焦がしたオーク樽の香りが強ければ「バーボン樽由来」と評されることもある。新樽由来のバニラ香、古樽熟成による穏やかで溶け込んだ木香など、同じウッディでも幅は広い。これらに加え、ピート※由来の「スモーキー」、上質な石けんを思わせる「ファッティー(脂肪酸に似た香り)」、薬のような「メディシナル」などの用語もよく使われる。

※ウイスキーの原料である麦芽をつくる際に、燻蒸香を焚きつける原料となる泥炭のこと(必ず使用するわけではない)。

※20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。

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