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引っ越し当日「え、動かない!?」夫たちが総出で「階段3階」を往復する“過酷な展開”に(泣)

  • 2026.5.19

筆者の話です。
引っ越し当日、まさかのトラブルで予定が大きく崩れました。
そのとき、周囲の人たちの行動に戸惑いながらも、思いがけない気づきにつながっていきます。

画像: 引っ越し当日「え、動かない!?」夫たちが総出で「階段3階」を往復する“過酷な展開”に(泣)

動かない車

「え、動かない!?」
転勤族だった頃、引っ越し当日、高所作業車が動かないというトラブルが起きました。
新居はエレベーターのない社宅の3階。
本来は機械で荷物を上げる予定でしたが、急きょ人の手で運ぶしかない状況に追い込まれました。

同じ社宅に住む同僚の方たちや、近所に住む夫の同期社員の方が応援に駆けつけ、気づけば、人の手で運ぶ作業が始まっていました。

募る気持ち

自分も何かしなければと思い外に出ようとすると「大変だから大丈夫ですよ。中を片づけていてください」と声をかけられました。
私は引っ越し当日に到着したので、声をかけてくれた方が誰かもわからず、お礼言いながら頭を下げるのに必死。

次々と荷物が運び込まれていく中で、自分だけが手を動かせていないように感じました。
夫の同僚が汗を拭いながら行き来する中で、運び込まれる荷物に「こちらに置いてください」と声をかけることしかできず、申し訳なさが募ります。
作業が進むほど、その気持ちは静かに重なっていきました。

手渡したもの

何もできないままでいることに耐えられず、休憩の時間を待って、私は用意していた焼き菓子を取り出しました。
本来は翌日手伝いに来てくれる両親用と自分へのご褒美にと楽しみにしていたものでしたが、その場でみなさんに食べてもらうことに。「これくらいしかできなくて」と差し出したお菓子は、今の私ができる精一杯の感謝でした。

「ありがとうございます」
と受け取ってもらいながらも、汗だくになっている表情に申し訳なさは消えません。
引っ越し後にそれぞれのお部屋に挨拶へ伺うと「大変だったね」と労われ、苦笑いされるばかりでした。

距離が縮む

翌日、夫から「みんな筋肉痛になってたよ」と聞き、その重みをあらためて感じました。

後日、社宅の行事でみなさんと顔を合わせた際、ご家族にも改めてお詫びを告げた私たち。
「せっかくのお休みなのに、引っ越しで疲れてしまって申し訳ありませんでした」
と伝えると「いいんよ、家におっても寝てるばっかりやから」と笑って言われ、肩の力が抜けました。

迷惑をかけてしまったと思っていた出来事が、周囲には少し違う形で受け止められていたことに戸惑いました。
思いがけないトラブルでしたが、あの一件をきっかけに、周囲との距離が少し近づいたように感じています。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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