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美しい礼拝堂で見た母の喜ぶ顔 ずっと行きたがっていた東京ジャーミイへ母を連れて行ったら…?【著者インタビュー】

  • 2026.5.17

【漫画】本編を読む

老いた親との旅には、ひとり旅や友人との旅とはまた違った尊さがある。『小鳥をつれて旅にでる』(赤夏/主婦の友社)は、その価値をしみじみと感じさせてくれるコミックエッセイだ。

著者の赤夏さんは年に複数回も国内外をひとり旅する、旅のプロ。本作で描かれているのは、人生初となった母との長期旅行の様子だ。

赤夏さんの母親は何十年もの間、夫のモラハラに耐え、“家庭”という鳥かごの中で暮らしてきた女性。だからこそ、著者は母親が楽しめそうな旅を全力で考え、決行した。

私という子どもがいなければ、お母さんはもっと早く離婚という手段を選べたのではないか…。そんな気持ちを抱えながらの親子旅は、ただほっこりするだけでなく、親と子の絆を考えさせられもする。赤夏さんは、どのような思いで本作を制作し、母との長期旅行で何を思ったのか。話を伺った。

――お母さまがずっと行きたかった東京ジャーミイに行かれていましたね。

赤夏さん(以下、赤夏):はい。母がずっと夢見ていたことだったので、喜ぶ顔が見られて、とても嬉しかったです。もっと早く連れて行けばよかった…とも思いました。

――東京ジャーミイの礼拝堂で、お母さまとお祈りをされたシーン、とても感動的でした!

赤夏:礼拝所の美しい空間では、母と夢のような貴重な時間を過ごせました。作中に描きましたが、「祈りの調べ」に対する母の感想がとても心に残りましたね。

――お母さまとの旅行中には、お互いがひとりの時間を持てるように配慮されていましたね。素敵な気遣いだと感じたのですが、こうした時間はどういった経緯から作られるようになったのでしょうか。

赤夏:友人とよく国内外を旅行する中で、自由時間を設ける大切さを学びました。私や友人はもともと、ひとり時間が好きな性質の人間ですが、どれほど親しくても、ひとりで思考を整理したり一息ついたりする時間は重要だと思います。

取材・文=古川諭香

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