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「ご主人が緊急搬送です!」海外出張中のはずが隣町!?両家の親を招いた退院祝いで夫に用意したモノ

  • 2026.6.7

私と夫が結婚して1年ほど経ったころの話です。営業職の夫は月に数回、1〜2泊の出張があるのですが、ある日、珍しく1週間の海外出張が入ったと告げられました。「俺がいないと回らないプロジェクトでさ。家のこと頼むわ」と言って、大きなスーツケースを持って意気揚々と出かけていったのです。
そして、翌日のまだ薄暗い早朝のことでした。私のスマホがけたたましく鳴り響いたのです。画面を見ると、出張中の夫からの着信。慌てて電話に出ると、深くため息をつくような、知らない男性の声が聞こえました。

えっ、海外出張は!?

「朝早くに申し訳ありません。奥様でしょうか。実はご主人が倒れて救急搬送されまして……今、こちらの病院の救急外来にいるので、至急来ていただけませんか」と、隣町にある総合病院の名前を告げられました。

海外出張に行っているはずの夫が、なぜ日本の、しかも隣町の総合病院にいるのでしょうか。パニックになりながらも、とりあえず財布とスマホだけをつかみ、タクシーに飛び乗りました。

病院に駆けつけると、救急外来の待合室で、頭を抱えてうんざりした表情の男性が立っており、彼が電話の主でした。彼から事の顛末を聞くと、あまりにもマヌケでお粗末な真実が発覚したのです。

トイレから出られない……?

実は、夫は海外出張など行っていませんでした。この男性が1週間家を空けるタイミングを狙い、彼の家で奥さんと堂々と過ごす計画だったそうです。

ところが、今回の密会初日。2人は昼間からオイスターバーでたらふくカキを食べた結果、仲良く食あたりを発症。特に夫の症状がひどく、深夜、トイレから一歩も出てこられなくなるほど悪化してしまったのです。

そこに、急きょ予定がキャンセルになったこの男性が帰宅。トイレで倒れる私の夫と、そばでパニック状態の不倫相手を発見し、現場は目も当てられない惨状だったそう。結局、見かねた男性が救急車を呼び、夫のスマホから私に連絡を入れるハメになったと聞き、やっと点と点がつながりました。

さらに彼から聞いた話によると、彼の奥さんは不倫関係をあっさり自白。過去にも私の夫が出張と偽り、何度もこの家で密会を重ねていたそうです。その事実を知った瞬間、裏切られたショックよりもあきれが勝り、夫への愛情はスッと冷めていきました。

お祝いはアレを添えて

私は男性と連絡先を交換し、「きっちり責任をとらせましょう」と固く誓い合いました。そしてすぐに、彼の奥さんのスマホに残っていた夫との決定的なやり取りや写真などが、いくつも転送されてきました。私は病院ではすべてを知っていることを隠し、看病を続けました。

夫は「空港に向かう途中に急な腹痛で倒れちゃって……フライトはキャンセルになったんだ。心配かけてごめんな」と、悲劇のビジネスマンを演じていました。私がすべてを知っているとは夢にも思っていなかったようです。

そして数日後。無事に退院した夫を祝うため、私は自宅に自分の両親と義両親を招きました。 「みんな、退院のお祝いに駆けつけてくれたの」 満面の笑みで夫を食卓へ案内する私。何も知らない夫は、「いやー、まさか空港に行く途中で倒れるなんてね!」と両親たちの前で主役気取りです。

「お義母さんたちが、みんなで食べる用のお総菜を買ってきてくれたの。退院祝いだからって、私がお願いしてあなたの好きなカキフライも入れてもらったんだ。もちろんあなたの席には、胃腸にやさしいおかゆを置いているからね」事情を知らない義両親の差し入れを利用して、食卓に並べられたカキフライ。

「え……?」 顔面蒼白になる夫を前に、私はこれまでに集めた不倫の証拠を提示しました。両家の親にはショックを与えてしまいましたが、今後の夫婦の在り方を決めるため、海外出張がうそであったことや、不倫先で倒れたという事実を、証拠とともに両家の親へ包み隠さず説明しました。

腹痛男にサヨナラ

義両親は恥ずかしさのあまり、私たちに平謝り。「こんな情けない息子、私たちもかばいきれません」とあきれ果て、見放し宣言をしました。私の両親も深いため息をついていました。言い逃れができない状況で、夫はただただ床を見つめて震えるばかりでした。

その後、私は一切の情けをかけずに離婚届を突きつけました。連絡をくれた彼も同様に離婚に踏み切り、私たちはお互い、裏切った配偶者たちにきっちりと慰謝料を請求しました。

結婚生活はたった1年でしたが、こんな情けないうそをつくような浅はかな男だと早めに見切りをつけられて大正解でした。トンデモ夫とすっぱり縁を切った今、私は毎日を身軽に、そして楽しく過ごしています。

◇ ◇ ◇

相手のうそや裏切りに直面したとき、事実をしっかりと受け止め、自分の未来のために決断する強さが、新たな人生を切り開く原動力になるのかもしれません。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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