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「お父さん、これ、見てください」やり手社長として知られる婚約者の父親→検索結果に夫婦で青ざめた本当の理由

  • 2026.5.18
「お父さん、これ、見てください」やり手社長として知られる婚約者の父親→検索結果に夫婦で青ざめた本当の理由

息子が連れてきた、やり手社長の娘さん

大学を卒業して数年、すっかり頼もしくなったと思っていた息子が、ある日「結婚を考えている人がいる」と切り出してきました。

会社員の私たち夫婦からすると、ずいぶん早いなと思いつつ、相手の人柄が大事だからと自宅に招くことになります。

玄関先に立っていたのは、想像していたよりずっと落ち着いた雰囲気のお嬢さんでした。

挨拶もはきはきしていて、笑顔がきれいで、息子をやさしく見つめる目に芯のあるものを感じます。

夕食の席では、お互いの家族の話に自然と流れていきました。

「父は、いくつかお店を経営しています」

息子は誇らしげに頷いていますが、私と妻は内心、別のことが気になっていました。

(うちの息子に、あの家の娘さんが務まるのだろうか)

サラリーマン家庭で育てた息子と、財界で名前の通った社長の家。生活の感覚が違いすぎて、後から本人が苦労するのではないか。それは妻も同じだったようで、彼女が帰ったあと、ふたりで顔を見合わせてしまいました。

夫婦で検索した結果、リビングに落ちた沈黙

その夜、洗い物を終えた妻がパソコンの前に座り、社長さんの名前を入力していました。

「お父さん、これ、見てください」

呼ばれて画面を覗き込んだ瞬間、私は言葉を失いました。

世の中で必要とされている事業を、堂々と回している社長さんです。

それでも、画面を見つめる妻の手は小さく震えていました。

(あのお嬢さんは、その世界で育ってきたのか)

私たちが普段歩いている通勤路の風景と、彼女が見てきた家業の景色は、おそらくまったく違うものでしょう。

お金の感覚も、人付き合いの広さも、想像が追いつきません。

「うちの子に、務まるかしらね」

妻がぽつりと漏らした声に、私はうまく相槌を打てませんでした。

娘さん本人は感じのいいお嬢さんで、家業のことを正直に話してくれたのも誠実さの表れでしょう。

それなのに、画面を見てしまった瞬間から、心のどこかで身構えてしまっている自分がいる。

その気づきが、夜中になっても胸の奥で消えてくれませんでした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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