1. トップ
  2. エンタメ
  3. 『箱の中の羊』で夫婦を演じた綾瀬はるか&大悟、映画祭に向けて予行演習!レッドカーペットでは大悟の”手”に注目?

『箱の中の羊』で夫婦を演じた綾瀬はるか&大悟、映画祭に向けて予行演習!レッドカーペットでは大悟の”手”に注目?

  • 2026.5.11

是枝裕和監督最新作、映画『箱の中の羊』(5月29日公開) 完成披露試写会が5月11日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催され、W主演の綾瀬はるか、千鳥の大悟、共演の桒木里夢、寛一郎、柊木陽太、野呂佳代らキャスト陣と是枝監督が登壇した。

【写真を見る】カンヌ国際映画祭でのレッドカーペットをシミュレーションする綾瀬はるかと大悟。緊張度は”手”でわかる?

【写真を見る】カンヌ国際映画祭でのレッドカーペットをシミュレーションする綾瀬はるかと大悟。緊張度は”手”でわかる?
【写真を見る】カンヌ国際映画祭でのレッドカーペットをシミュレーションする綾瀬はるかと大悟。緊張度は”手”でわかる?

本作は日本映画では『万引き家族』(18)以来、8年ぶりとなる是枝監督のオリジナル脚本。W主演の綾瀬と大悟が息子を亡くした夫婦を演じ、ヒューマノイドを迎え入れ、再び家族としての時間が動きだす様子を描いていく。

本作が日本映画では8年ぶりのオリジナル脚本となる是枝裕和監督
本作が日本映画では8年ぶりのオリジナル脚本となる是枝裕和監督

本作の着想は2年ほど前に見たネットニュースだったと明かした是枝監督は「中国で生成AIを使って死者をよみがらせるビジネスが人気という小さい記事を見て。そういう時代がそろそろ始まるなと思いついたのが最初。そこからいろいろと取材をしたり、中国でそのビジネスの起業をした方にインタビューもできて、徐々に話をまとめて広げていきました」と説明。たまたま別の仕事で中国を訪れた際に連絡をしたら、起業した会社の20代の社長と会って話ができたそうで、「死者のよみがえりまではいかなくとも、10年以内にはロボット工学の進化にあわせて自分のビジネスを広げたいと話されていて。もしそれが実現した未来の設定で書いてみようかなと思いました」と、実際に起業家と話をすることで、具体的なイメージができたと着想の背景を話した。

建築家の甲本音々役の綾瀬はるか
建築家の甲本音々役の綾瀬はるか

大悟と夫婦を演じることについて綾瀬は「最初はびっくりしたけれど、すぐにおもしろそうだなってすごく思いました」と興味が湧いたと笑顔。大悟は綾瀬の夫役と聞いて「びっくりしました。(自分で)大丈夫ですか?ってみたいな」と驚いたことを明かし、「監督に訊いたら、大悟さんが思うほど違和感ないです。僕のなかでは全然普通ですとおっしゃっていたのに、映画を撮り終わって、今日もいっぱい取材を受けていたら『あの違和感がいい』と言ってて。違和感あったんだなって(笑)」と笑い飛ばす。すると是枝監督は「観終わったら、こういう夫婦ありだなってみなさん思っていただけると思います。逆に最初は違和感があったほうがいいんです。でもご本人に違和感ありますよねとはなかなか言えないじゃないですか(笑)」とニヤリ。

工務店の二代目社長、甲本健介役の大悟(千鳥)
工務店の二代目社長、甲本健介役の大悟(千鳥)

しかし、夫婦2人のコンビネーションは最初からばっちりだったようで、「私も広島出身で、大悟さんもほぼ広島というか」と綾瀬が話すと大悟が「岡山の端っこだからね」と流れるようにフォローしながら話す2人。「大悟さんだけが方言が自由だったので、聞き馴染みのある方言で、最初から全然しっくり来ました」と満面の笑みで語る綾瀬。これに対し大悟が「僕が”わし”とか言う言葉に、違和感がなかったようで。ただ、大悟さんだけ方言が自由だったと話すと、僕だけ甘やかされた感じがありますが…そんなことはなく、結構ちゃんとやりました!」とやわらかくツッコミを入れると、綾瀬が「そうです。すごいすばらしかったです!」と反応し、息のあったトークで撮影の様子を明かしていた。

綾瀬&大悟演じる夫婦の息子の翔、その姿をしたヒューマノイドを演じた桒木里夢
綾瀬&大悟演じる夫婦の息子の翔、その姿をしたヒューマノイドを演じた桒木里夢

2人の息子の翔とその姿をしたヒューマノイドを演じた桒木は、母が綾瀬、父が大悟という設定に「本当に信じられなくて。こんなすごい人たちと共演するのは初めてでしたが、すごくいい体験になりました」としっかり挨拶。すると大悟からすかさず「よそ行きのコメントだな」とのツッコミが入り、桒木がちょっと恥ずかしそうにする場面も。しかし、人間とヒューマノイド2役を演じることについて桒木は「自分らしくやっていいと監督に言われたので、普通に自分らしくやった感じです!」と堂々と答え、観客を感心させた。

大悟との撮影時の思い出を語った寛一郎
大悟との撮影時の思い出を語った寛一郎

寛一郎は大悟との待ち時間での会話についてコメント。「寛一郎って本名か?本名です。長男か?長男です、みたいな会話をひと通りやって1週間後。また寛一郎って本名か?本名です。長男か?長男ですって(笑)」と吹きだしながら振り返った寛一郎に対し、「そこはツッコメよの合図!」と反応した大悟。すると寛一郎はフリに気づかなかったことをお詫びしつつも、「4周くらいこのやりとりがあって、そのあたりでやっと認識してもらえました」とニヤニヤしながら楽しそうに2人で会話のラリーをしながら撮影時の様子を振り返り、観客を笑わせた。

是枝組2回目の参加となる柊木陽太
是枝組2回目の参加となる柊木陽太

『怪物』(23)に続いての是枝組への参加となった柊木は、前作との違いについて「好きなようにやっていいよというのは変わらなくて。でも『怪物』の時は小学4年生か、5年生。ちょっと自分がちっちゃすぎて、あまり記憶がないというか。周りをほとんど見ていなかったので、違いというところではあまりわからないかな」としながらも、今回の撮影については「すごく楽しかったです!」と充実感を滲ませていた。

是枝組初参加となった野呂佳代
是枝組初参加となった野呂佳代

野呂は東京03の角田晃広と夫婦役を演じている。夫婦の空気感はすぐに出せたそうで「すごくやりやすく演じさせてもらいました」と笑顔を見せた野呂は、「途中でやっぱりコントの方なんだなと感じたことがあって。掛け合いの練習をしようといわれたのですが、練習することも大事なんだと学びました。私は、会話で生まれるものがあるとちょっと一丁前に思いながらやっているところがあるんですけど、すごく練習してできた空気感から出るものもあるんだなって思いながらやっていました」と角田との芝居で発見し、得たものがあるとうれしそうに報告していた。

撮影時のエピソードを明かしながらじゃれ合う綾瀬と桒木
撮影時のエピソードを明かしながらじゃれ合う綾瀬と桒木

本作は明日12日から開催される第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、公式上映が現地時間の16日に行われる。映画祭には是枝監督、綾瀬、大悟、桒木が参加する予定だという。是枝監督は「現地の反応が楽しみ。日本から行くみなさんと楽しい時間を過ごしたい」とのこと。大悟は綾瀬をエスコートできるかどうかで頭がいっぱいのようで、手の出し方などを綾瀬と2人でシミュレーションする場面も。「無事に手が出ていたらまだ冷静。出ていなかったら、ド緊張していると思ってください!」と予告する大悟に綾瀬はじめ登壇者も会場も大爆笑するなど、終始笑いの絶えないイベントとなった。

取材・文/タナカシノブ

元記事で読む
の記事をもっとみる